これまでの放送内容 -テレビ西日本(TNC)-
2011年7月10日(日)
九州新幹線×銀河鉄道999 夢の駅弁 開発の奮闘記
今年3月、ついに九州新幹線が全線開業しました。開業にあわせ、40種類以上の駅弁が新登場した駅弁業界はまさに「戦国時代」。そんな熾烈な競争に今回、北九州の駅弁業者が人気マンガ「銀河鉄道999」とのコラボで闘いを挑みました。
作者の松本零士さんも参加したお弁当開発は、松本さんが好きだという「ある食材」をめぐり、会社内を二分する大問題へと発展してしまいます。コストを無視してでも理想のお弁当を目指す経営者と、現場の対立。その結果、一体どんなお弁当が完成したのでしょうか?
夢のコラボ弁当・開発の奮闘記です。
制作局:テレビ西日本(TNC)
2011年6月19日(日)
とどかぬ白衣 ~外国人看護師候補者の現実~
2006年に日本がインドネシアと締結したEPA(経済連携協定)。
この協定に伴い、日本がインドネシアの看護師候補者を受け入れる制度がスタートした。来日したインドネシア人は100人以上、日本各地の病院に配属された彼らはすべて母国で看護資格を持つ実務経験者だった。しかし日本の免許を持っていない彼らの仕事は、あくまで看護師の助手。さらに看護師の国家試験に3年以内に合格できなければ帰国という条件がついた。「褥瘡(じょくそう)」や「喃語(なんご)」といった難解な漢字で表現される医療現場の専門用語の数々。それらを理解しないとパスできない国家試験は彼らにとっては極めて高いハードルである。
福岡の総合病院の内科の病棟で看護師の助手として働いているインドネシア人ムリヤディも、日本で看護師になる事を夢見て来日した一人だ。EPA(経済連携協定)に伴う国の制度で認められた日本の滞在期間は3年だが、すでに残された期間は数か月となった。今年2月の試験に落ちれば国に帰らなければならない。そんな中、政府があと一年滞在期間を延長するという動きもでてきた。3月の試験結果、そして彼の決断とは?何度も挫折を繰り返しながらも前も向いて懸命に努力する彼らの姿を追うとともに、この制度の問題点を浮き彫りにする。
制作局:テレビ西日本(TNC)
2011年5月1日(日)
はるか時を越えたロマン
約1億3000万年前。恐竜が生きていた時代。
1990年、その証拠となる「恐竜の歯の化石」が福岡県の宮若市で見つかりました。その出来ごとに衝撃を受けた黒河さんは、後に恐竜の足跡化石という大発見をしたのです。黒河さんは飯塚市で生まれ育ちました。自宅のすぐ裏にある石垣に使われている石は、全て木の化石です。化石は博物館だけにあるものではなく、本当に身近にあるものなのです。
黒河さんの本業は歯科技工士。平日は忙しい日々が続き帰りが深夜になることもしばしばです。休日になると、各地へ化石の採集に出かけます。自宅に化石収蔵庫まで作ってしまうほどの熱の入れようです。
ある日、ブログを通して知り合った仲間たちと山に化石採集へ向かいました。その土地は、土砂崩れでたくさんの石が山から落ちてきた場所です。2か月前の調査では貴重な化石を確認しています。しかし、探しても探してもその石が見当たりません。土砂崩れで荒れた道を整備する中でその石の重要性に気づかず、持ち出されてしまったようなのです。実は化石が置かれている現状は厳しく、埋蔵文化財とは違い、工事や開拓の現場から貴重な化石が見つかったとしても、それをストップさせることができないのです。日本中で、人の目に触れないまま、たくさんの化石が失われていってるのです。
雪が舞う中、黒河さんは船の上にいました。向かった先は熊本県天草市御所浦。恐竜の化石をはじめ貴重な化石がたくさん出ている「恐竜の島」と呼ばれる地です。
この島の一番の魅力は島中で化石に触れることができること。中には公園に化石を集め展示されていたり、道路工事の途中に見つかったアンモナイトの化石を破壊してしまうことなくその地に保存されていたり、さらに船で渡った島では恐竜の足跡が見つかり、発見当時の様子が再現されています。誰でも化石採集を体験できる場所まで準備されているのです。博物館すらない筑豊地区と比べて、ここは夢のような島でした。御所浦から戻るとすぐに仲間たちで集まりました。夢のような島でのできごとをはやくみんなに伝えたかったのです。
御所浦での体験が、黒河さんの夢をさらに大きくさせました。御所浦に負けないくらい、筑豊地区も御所浦に負けない程の化石産地です。失われていくことをなんとか防いで行かなくてはいけません。そのためにも、まずは多くの人に興味を持ってもらうことが第一歩だと黒河さんは考えています。さらには化石に触れることが、自然を愛する気持ちや郷土を愛する気持ちにつながって欲しいと思っています。将来、筑豊地区に博物館が出来れば、それまで集めた化石を寄贈して沢山の人に見てもらいたい。黒河さんはそう思っています。
制作局:テレビ西日本(TNC)
2011年4月24日(日)
九州新幹線×銀河鉄道999 夢の駅弁 開発の奮闘記
今年3月、ついに九州新幹線が全線開業しました。開業にあわせ、40種類以上の駅弁が新登場した駅弁業界はまさに「戦国時代」。そんな熾烈な競争に今回、北九州の駅弁業者が人気マンガ「銀河鉄道999」とのコラボで闘いを挑みました。
作者の松本零士さんも参加したお弁当開発は、松本さんが好きだという「ある食材」をめぐり、会社内を二分する大問題へと発展してしまいます。コストを無視してでも理想のお弁当を目指す経営者と、現場の対立。その結果、一体どんなお弁当が完成したのでしょうか?
夢のコラボ弁当・開発の奮闘記です。
制作局:テレビ西日本(TNC)
2011年4月17日(日)
海と生きる ~博多湾漁師の一年~
福岡市の姪浜漁港。博多湾でも町の中心部に位置するこの漁港はすぐ後ろに大きな観覧車、少し先には福岡ドームなどが見える都会の港。 そこで25年のキャリアを誇る中堅漁師が野上千尋さん(40)。 博多湾の内海、外海両方にでて活きのいい魚をとる彼の1年を追う。
正月の玉せせり神事で1年が始まる姪浜漁港。
威勢のいい掛け声が響いた後は博多湾での漁が始まる。
サワラやスズキをとり、5月からは解禁になった鯛をメインで狙う。
夏には地引網や魚すくいなどのイベントを漁師仲間たちと企画、さらには漁港の朝市で獲れたての魚を家族で販売するなど精力的に活動する野口さん。そして一年も終わりに近づいたころ、彼は自分が漁師になった15歳になった長男を漁に連れていくことにする。
そこで語られた親子二人の漁、そして地元姪浜に対する想いとは?
年明けにおこなわれた玉せせり神事までの丸1年、姪浜漁師・野上千尋さんの姿を追いかけます。
制作局:テレビ西日本(TNC)