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これまでの放送内容

2012年4月1日(日)

火を画く~黒田征太郎 福島の旅~

▽画家でイラストレーターの黒田征太郎。 福島第一原発から半径20キロの警戒区域地点。生と死、日常と非日常を分けるボーダーで黒田は何を感じ、何を思ったのか?

▽2009年から北九州市・門司港で創作活動をする画家でイラストレーターの黒田征太郎(73)。戦争体験を持つ彼は、これまで野坂昭如氏と組んだ『戦争童話集』をはじめ、戦争や原子爆弾をテーマに多くの作品を創作。一貫して「戦争反対」「核廃絶」を訴えてきた。彼の新作絵本『火の話』もまた、戦争から原子力発電まで、宇宙や神話という永い時間の中で考えてみたい─という思いからできた絵本だ。そこには核を巡る人類の愚かさが描かれている。子どもの頃、空襲の下、火の中を逃げ回った黒田に、見えない火である放射能は、どう映ったのか? 絵本『火の話』には、多くのメッセージが込められている。絵本の出版を機に黒田はその場所へ行くことを決心した。そして・・・。2012年2月、黒田の姿は福島にあった。福島第一原発から20キロ。政府が定める警戒区域地点。警察車両が国道6号線の行く手を阻んでいる。彼は徐にスケッチブックを取出し、クレヨンを手にした。そして無言のままそのクレヨンを画用紙の上に走らせ始めた・・・。

制作局テレビ西日本(TNC)

次回放送内容

OA:2025.09.21(日)

太平洋戦争末期に制作・公開された、戦時下の福岡を舞台とした映画「陸軍」。陸軍省後援の、いわゆるプロパガンダ映画だ。監督として白羽の矢が立ったのは「二十四の瞳」など、後に数々の名作を手がけることになる木下惠介。“戦意高揚”を目的とした映画だが、“反戦”とも伺えるシーンを忍ばせる。この映画には、福岡などから召集された本物の陸軍部隊・通称「〇ト部隊」が出演していた。沿道で多くの人々が国旗を振った、盛大な行軍シーン撮影。しかし、実際の出陣は映画とは大きくかけ離れたものだった。その後、戦地・フィリピンで地獄の「飢餓戦」を余儀なくされ大半が戦死した「〇ト部隊」。兵士たちの最後の叫びとは…

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