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これまでの放送内容 -2021年-

2021年8月2日(月)

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八女杉 50年をきる

福岡県随一の杉の山林面積を誇る八女市。衰退しつつある八女林業の再生を目指し、山と山に携わる人々とを繋ぐ「循環システム」が動き出しました。

福岡県八女市には世界的にも有名な「八女茶」だけではなく、「八女杉」という特産品があります。山林面積は県内一を誇り、八女林業は戦後高度成長期に、鉄道の枕木や電柱など、日本の近代化を支えてきました。今や下火といわれる八女林業ですが、八女流(やめりゅう)という会社が、山と街を繋ごうとする動きを加速させています。林業の誇り、職人の高い技術、そして、地域の流通が個々で生き残る八女。八女流は、それらをひと繋ぎにしようとします。果たして、八女流は山と人を繋ぐ「循環システム」を構築できるのでしょうか。
静かだったこの50年…今、山の人たちが大きく動きます。

制作局テレビ西日本(TNC)

2021年7月26日(月)

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寄り添って~高齢者の食のサポートと見守り~

過疎と高齢化が深刻な五島市久賀島。島民同士でお年寄りを見守る新たなネットワーク作りが始まりました。島で暮らす高齢者の思い・現状・課題を見つめます。

五島市久賀島は人口305人、高齢化率58%(いずれも2020年12月末現在)の二次離島(本土との間を直接結ぶ公共交通手段がない島)です。島内の商店は1軒のみ。店を営むのは黒須久美子さんです。黒須さんは2016年7月、久賀診療所の所長に就いた夫・良玄さんと共に島へ移住。2018年末、当時島で唯一の商店が閉店。それを機に食料品などの販売を始めました。移動販売や配達で島を巡る中、高齢者の一人暮らしや夫婦だけの世帯が多いことに気づきました。またそのほとんどの人ができるだけ長く島で暮らしたいと思っていることも知りました。島民同士でお年寄りを見守る新たなネットワーク作りができないものか…。そこで考えたのが、複数人でスケジュールを調整するときに使う無料アプリの応用です。タブレット端末などで入力した内容をインターネットを介してメンバー全員で共有するもの。見守る側、見守られる側そしてその家族、双方の安心感につながっています。過疎と高齢化が深刻な五島市久賀島。そこで始まった高齢者の新たな見守りに密着しました。島で暮らすお年寄りの思い・現状・課題を見つめ、高齢化社会のあり方を考えます。

出演者:黒須久美子さん 久賀島の人たち 【ナレーター】 琴岡美紅(KTN)

制作局テレビ長崎(KTN)

2021年7月19日(月)

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実りの秋よ いつまでも

2016年の熊本地震で被災したコメ農家の嶋田一徳さん。余命宣告を受けながらも、残された時間で息子にコメ作りを伝える3年間の記録。

熊本地震直後の益城町。家々が倒壊し、道路は凸凹…そんな色を失ったかのような町でこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいた。持ち主は嶋田一徳さん。被災し不安を抱く孫たちを喜ばせたいと、全壊した納屋の前にこいのぼりを立てていたのだ。そんな優しいおじいちゃんはコメ農家、地震直後から家族総出で田植えの準備を開始した。例年通り田植えを行うも、自宅は半壊、必要な農機具も壊れ、嶋田さん自身も完璧な状態ではなかった。「あと3年生きたかね…。俺の時間じゃなくて、息子に農作業を教える時間が欲しい」「時間が足りない…」そう漏らす嶋田さん。実はガンを患い、長くて2年半と余命宣告を受けていたのだ。
余命を告げられた時、自分はどのように残された時間を過ごすだろうか?また、大切な人が余命宣告を受けたとき、支える家族はどんな思いで過ごすだろうか?どんな運命をも受け入れ、いまを生き抜き、文字通りコメ作りに「命を懸けた」嶋田さんの姿を、今回はあえてナレーションをつけず、制作者の考えを押し付けない手法で描いた。

制作局テレビ熊本(TKU)

2021年7月12日(月)

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ちょっと変わった老人ホーム

長崎県新上五島町にある有料老人ホーム「ひろんた村」では、食を中心とした自給自足生活を目指している。自ら育てた野菜が毎日の食事に…。一風変わった生活に密着した。

長崎県新上五島町にある“ちょっと変わった老人ホーム”に密着したドキュメンタリー番組。

有料老人ホーム「ひろんた村」は、食を中心とした自給自足生活を目指している。自分たちで育てた野菜や飼っている豚が毎日の食事になる。
畑作業や加工品づくりには入居者も参加していて、まるで「大きな家族」のよう…。

ここで暮らす人、ここで暮らす人を通して、生きることについて改めて考える。【取材・撮影・編集】
松永悠作
【取材】
増田潤一郎
【ナレーション】
佐藤有華

【制作】
テレビ西日本・テレビ長崎

制作局テレビ長崎(KTN)

2021年7月5日(月)

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エジソンの町工場2

鹿児島県南九州市頴娃町の町工場で、創業者の遺志を受け継ぎ無人で動く茶園用のロボット機の開発に乗り出す。1年をかけてようやく形になったが、畑での試運転で異変が…。

鹿児島県南九州市頴娃町に、全国から注目される町工場がある。農業機械メーカーの「松元機工」だ。主力は茶畑で人が乗って茶葉を刈り取る「松元式乗用型茶摘菜機」。手摘みの400倍の速さで茶摘みを行うことができるその機械は、茶業の発展に大きく貢献し、鹿児島県は全国2位のお茶処となった。この茶摘み機を開発したのが創業者の松元芳見さん。農家の声をききながら、多くの農業機械を発明し「鹿児島のエジソン」と呼ばれた。芳見さんは病に倒れ2018年に89歳で他界。エジソンが残した町工場をどう守っていくのか・・・後を継いだのは末息子の松元雄二さんだった。「人手不足に悩む農家を救いたい」。経営者として奮闘する雄二社長は、無人で動く茶園用のロボット機の開発に乗り出す。1年をかけてようやく形になったロボット機だったが、畑での試運転で異変が起きる・・・。エジソンの教えを受けた技術者達と雄二社長の試行錯誤の日々が始まった。日本の南端の小さな町工場、エジソンから受け継がれた大切なココロがあった。

出演者:松元雄二(松元機工社長) 技術者たち 【ナレーター】 小鍜治宏将(KTS)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2024.07.20(土)

長崎県五島市福江島から東南東およそ35キロの海底に「潜水艦の墓場」と呼ばれる場所がある。太平洋戦争終結の翌年、アメリカ軍が世襲した旧日本海軍の潜水艦は佐世保に集められ、五島列島沖合でアメリカ軍によって沈められた。旧日本海軍の潜水艦24艦は、今もその海底に眠っている。この海域を大学教授らが無人潜水機などを使い調査。様々な資料と照合し、全24艦の名前を特定した。その中には広島原爆の運命を変えたかもしれない潜水艦が存在した。それら潜水艦の多くは実戦でも使われた特攻兵器、人間魚雷「回天」を搭載していた。そしてもうひとつ実戦で使われた特攻兵器が存在する。旧日本海軍の水上特攻艇「震洋」。かつて「震洋」の訓練所が長崎県東彼杵郡川棚町にあった。極秘の特攻作戦だったため、資料はほとんど残されていなかった。しかし2021年、新たな写真が発見された。旧日本海軍の潜水艦、そして水上特攻艇「震洋」。それぞれの関係者は今、何を思うのか。戦争遺構が私たちに伝えようとしているものとは。

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