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これまでの放送内容

2019年4月9日(火)

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走り続ける

全国から集まった1万人のランナーが春の薩摩路を駆け抜ける「鹿児島マラソン」。昨年のリベンジに燃え、今年並々ならぬ思いを持って挑む81歳のおばあちゃんがいた。

 鹿児島マラソン。2016年に始まった、鹿児島初の都市型マラソンで、鹿児島市の中心部から西郷銅像や世界遺産のある仙巌園、横目には錦江湾に浮かぶ雄大な桜島と、歴史と自然を感じられる42.195キロだ。全国から集まった1万人のランナーが春の薩摩路を駆け抜ける。
 この大会に2018年、並々ならぬ思いを持って挑むひとりのおばあちゃんがいた。本村タツミさん、81歳。今大会の女性の部で最高齢のランナーだ。実は本村さん、2017年鹿児島マラソンに参加していた。自分の街での開催に心を躍らせ、24年ぶりに挑んだフルマラソン。しかし、冷たい雨が降りしきる最悪のコンディション。苦しいレースとなった。ゴールまで3キロに迫った第8関門、38.9キロの閉鎖時間に、わずか20秒届かず、無念のリタイアとなった。本村さんはリベンジに燃えていた。
迎えた運命の日。暑さで救急搬送者続出の過酷なレースとなった。順調なペースで走っていた本村さんも、歩き出してしまう。それでも立ち止まること無く前へ進む。
 人生いくつになってもやれる。まだまだやれる。81歳のおばあちゃんの挑戦は、大切なことを教えてくれた。

出演者:【ナレーター】 前原 竜二(KTS)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2024.07.20(土)

長崎県五島市福江島から東南東およそ35キロの海底に「潜水艦の墓場」と呼ばれる場所がある。太平洋戦争終結の翌年、アメリカ軍が世襲した旧日本海軍の潜水艦は佐世保に集められ、五島列島沖合でアメリカ軍によって沈められた。旧日本海軍の潜水艦24艦は、今もその海底に眠っている。この海域を大学教授らが無人潜水機などを使い調査。様々な資料と照合し、全24艦の名前を特定した。その中には広島原爆の運命を変えたかもしれない潜水艦が存在した。それら潜水艦の多くは実戦でも使われた特攻兵器、人間魚雷「回天」を搭載していた。そしてもうひとつ実戦で使われた特攻兵器が存在する。旧日本海軍の水上特攻艇「震洋」。かつて「震洋」の訓練所が長崎県東彼杵郡川棚町にあった。極秘の特攻作戦だったため、資料はほとんど残されていなかった。しかし2021年、新たな写真が発見された。旧日本海軍の潜水艦、そして水上特攻艇「震洋」。それぞれの関係者は今、何を思うのか。戦争遺構が私たちに伝えようとしているものとは。

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