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これまでの放送内容

2009年11月29日(日)

角打ち万歳!

~角打ち文化と北九州~

「鉄の街」北九州市には、160軒ほど角打ちの出来る酒屋がある。八幡製鉄所の開業とともに全国から労働者が集まった。三交代で働く彼らにとって疲れた体を癒し、明日への英気を養うためには「酒」は不可欠であった。まさに角打ちという文化とともに北九州は、歩んできたといっても過言ではない。こうした酒屋はヨーロッパのパブのように、地域の人たちには欠かせない交流の場という役割を果たしてきた。しかし、時の流れとともに角打ちのできる伝統的な酒屋は減り、角打ちをして家路につくという労働者も減ってきた。また、通ってくる人たちの高齢化も進んでいる。

~地元に愛され続ける「角打ち」~

創業大正7年の老舗の酒屋、「高橋酒店」。午前8時から午後9時頃までが営業時間。製鉄やJRなど3交代制で働く人々が仕事が終わった後、角打ちで一杯酒を飲みに、朝から夜まで訪れる。純粋に小売りの酒代だけで飲めるため、値段は安い。店は主に3代目の高橋真一さん(78歳)と4代目の高橋匡一さん(42歳)が切り盛りしている。匡一さんは「誰かがこの店を守っていかなければならない」という思いで店を継いだ。子どものころからかわいがってくれた常連さんが定年した後も通ってきているという。
また、高橋酒店の近くにある宮原酒店でも角打ちで酒を飲むことができる。
カウンターだけでなく、ビールケースのテーブルを囲み、何十年も通ってきている常連が集う。家でなく、角打ちで飲むのは、長年通ってきている仲間との情報交換や交流が楽しみなのだという。角打ち(酒店)は北九州の発展とともに地元の人々に愛され続けている。
地域とともに生きる2軒の酒店の日常と、日々「角打ち」に通ってくる地域の人たちの人間模様を描く。

制作局テレビ西日本(TNC)

次回放送内容

OA:2025.11.09(日)

「自分の障害を受け入れて、もう1つの陸上競技に挑戦」パラ陸上・十川裕次選手が走る理由とは?。 大分市出身の十川裕次選手はパラ陸上1500mで活躍するアスリート。パラリンピックには東京・パリと2大会連続で日の丸を背負い、世界の舞台を駆けぬけた。小学校のときから野球を続けていたが、あることをきっかけに陸上の道へ。強豪駅伝部として知られる大分東明高校時代には全国高校駅伝で花の一区も任された経歴を持つ。ただ、これまでの道のりは決して平たんなものでなかった。3歳のときに軽度の知的障害が判明。周りと比べると物事を理解することが困難な場合や、そのスピードが遅いこともある。「どうしてぼくを障害に生んだの?」やり場のない怒りを両親にぶつけることもあった。そんな失意の中で出会ったパラ陸上が十川選手に「走る理由」を与えてくれた。世界への舞台へと挑戦を続ける十川選手の日々を追った。

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