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これまでの放送内容

2014年6月28日(土)

レンズの中のふるさと~83歳のアマチュアカメラマン~

宮崎県西都市の大町信平さん(83)は、歯科医60年のベテラン先生。丁寧な治療で多くの患者から慕われている。大町さんにはもう1つの顔がある。

宮崎県西都市の大町信平さん(83)は、歯科医60年のベテラン先生。丁寧な治療で多くの患者から慕われている。大町さんにはもう1つの顔がある。55年の経験を持つ「アマチュアカメラマン」なのだ。戦後国産第1号となる8ミリカメラをいち早く手に入れ、山間部の話題やトピックスなどを撮影してきた。宮崎でテレビ放送が始まる2年前には、村のニュースを制作し公民館などで上映したのである。国産初のカラーフィルムで撮影した作品は、国際的に高く評価された。これまでに、国内のコンクールで16の受賞、海外では5つのグランプリに耀くなど「映像作家」としての地位を築いてきた大町さん。モットーは、「情熱・忍耐・執念」。それは、ある過疎地域を半世紀にわたって撮影してきたことからも伺える。大切なふるさとの1つが消えようとしている時、大町さんのレンズは、住民の寂しさや虚しさを捉えていた。また、認知症の妻の介護をテーマにした作品は、在宅介護のあり方に一石を投じた。「アマチュアだからできることがある。アマチュアにしかできないことがある」と語る大町さん。レンズを通し地域を見つめて55年、きょうもふるさと宮崎を撮り続けている。

制作局テレビ宮崎(UMK)

次回放送内容

OA:2025.12.21(日)

沖縄でミャンマー料理店を営む、ミャンマー人のトウ・ヤ・ソウさんと妻のカイさん。店には「ミャンマーカレー」や「カッチーカイ」などバラエティーに富んだ料理を求めて、多くの客が訪れる。カイさんの夢は将来ミャンマーの田舎に学校を作る事。妻の夢を応援する為、夫のソウさんは得意の料理で支えている。しかし2021年にミャンマーで起きた軍事クーデターが二人に暗い影を落としている。クーデターから1年が経過しても、民主化を求める市民への軍の弾圧は続く。「自由」を尊重する国に誇りを持ちたい。ソウさんは沖縄で暮らすミャンマー人の先頭に立って軍事政権への抗議の声をあげている。新型コロナやウクライナ情勢でミャンマーへの関心が薄れていく中、故郷の味で平和を願うミャンマー人夫婦の姿を追う。

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