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これまでの放送内容

2013年12月8日(日)

歌えや踊れ八月踊り~島の宝を守る奄美大島佐仁~

奄美大島で、島唄同様に島民が生まれたときから体にしみついているリズム“八月踊り”。代々伝承されてきた島の風習や暮らしを守ろうとする佐仁集落人々の姿を追った。

 鹿児島県奄美大島。夕方になると集落のスピーカーから島唄のメロディーが流れ時を知らせる。昔から歌い継がれている島唄は生活歌であり島民の心のよりどころとなっている。島唄同様に島民が生まれたときから体にしみついているリズム、“八月踊り”がある。旧暦の八月(9月の中旬~下旬)に三日三晩歌い踊り続ける奄美独特の風習は、低い男方の声と甲高い女方のコーラスが次々に響き合い、アフリカを想像させる歌踊りだ。しかし八月踊りはそのリズムを正確に受け継ぐ若者たちがいない。島の北の集落・佐仁(さに)集落の区長・前田和郎さん(72歳)は、30代の若いころから集落の八月踊りの男方のリーダーを務めてきた。今では島内外から“佐仁の和郎兄い~”と呼ばれ、八月踊りには欠かせない人物である。若者が少なくなる中、代々伝承されてきた島の風習や暮らしを守ろうとする前田和郎さんたち佐仁集落の人々の姿を通し、本当の裕福、幸せを問う…。

出演者:奄美大島佐仁(さに)集落の区長・前田和郎さん(72歳) 佐仁集落の人々 【ナレーター】 山上真実(KTSアナウンサー)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2024.07.20(土)

長崎県五島市福江島から東南東およそ35キロの海底に「潜水艦の墓場」と呼ばれる場所がある。太平洋戦争終結の翌年、アメリカ軍が世襲した旧日本海軍の潜水艦は佐世保に集められ、五島列島沖合でアメリカ軍によって沈められた。旧日本海軍の潜水艦24艦は、今もその海底に眠っている。この海域を大学教授らが無人潜水機などを使い調査。様々な資料と照合し、全24艦の名前を特定した。その中には広島原爆の運命を変えたかもしれない潜水艦が存在した。それら潜水艦の多くは実戦でも使われた特攻兵器、人間魚雷「回天」を搭載していた。そしてもうひとつ実戦で使われた特攻兵器が存在する。旧日本海軍の水上特攻艇「震洋」。かつて「震洋」の訓練所が長崎県東彼杵郡川棚町にあった。極秘の特攻作戦だったため、資料はほとんど残されていなかった。しかし2021年、新たな写真が発見された。旧日本海軍の潜水艦、そして水上特攻艇「震洋」。それぞれの関係者は今、何を思うのか。戦争遺構が私たちに伝えようとしているものとは。

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