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これまでの放送内容

2025年8月31日(日)

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声なき語り部の聲

戦争遺跡を通して、「戦争の記憶」と「教訓」を次世代につなげようと活動する熊本県玉名市在住・高谷和生さんの日常を追い、その思いに迫るドキュメンタリー。

熊本県玉名市に住む高谷和生さん(67)は、近隣・和水町の小中学校の図書館司書補助。平日は図書室の仕事をしながら、土日祝日は『戦争遺跡』の調査研究をおこない、戦争遺跡を通して平和の尊さを伝える活動をおこなっている。
高校時代は考古学部に所属。当時から歴史が好きで、大学でも考古学を専攻。卒業後、教師として支援学校に勤務していた時に、残されたままの戦争遺跡が数多くあることを知る。戦後60年をきっかけに本格的に戦争遺跡の調査研究をはじめ、のちに『くまもと戦争遺跡・文化遺産ネットワーク』を設立。戦後76年が過ぎた現在も、新たな戦争の爪痕を発見するなどし、「若い世代が戦争の実相を学べる環境づくり」と「平和を未来へ継続するための活動」を続けている。
戦争体験者から直接証言を聞ける機会は「あと数年」。時間が迫る中、戦争遺跡を考古学の視点で記録・検証し、体験者の証言とリンクさせることで、戦争の記憶と教訓を次世代へつなげようと活動する高谷さんの日常を追い、その思いに迫る。

出演者:高谷和生

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.09.21(日)

太平洋戦争末期に制作・公開された、戦時下の福岡を舞台とした映画「陸軍」。陸軍省後援の、いわゆるプロパガンダ映画だ。監督として白羽の矢が立ったのは「二十四の瞳」など、後に数々の名作を手がけることになる木下惠介。“戦意高揚”を目的とした映画だが、“反戦”とも伺えるシーンを忍ばせる。この映画には、福岡などから召集された本物の陸軍部隊・通称「〇ト部隊」が出演していた。沿道で多くの人々が国旗を振った、盛大な行軍シーン撮影。しかし、実際の出陣は映画とは大きくかけ離れたものだった。その後、戦地・フィリピンで地獄の「飢餓戦」を余儀なくされ大半が戦死した「〇ト部隊」。兵士たちの最後の叫びとは…

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