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2020年5月19日(火)

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未来へつなぐ2~熊本地震から3年 被災絵画とともに~

 熊本地震から3年、熊本市と接する被災地 御船町でも、発災後 住民らによる或るレスキュー劇が行われた。ドレモ

熊本地震から3年、熊本市と接する被災地 御船町でも、発災後 住民らによる或るレスキュー劇が行われた。倒壊したアトリエから救出されたのは油絵やすけっちぶっくスケッチブックなど約150点の作品群で、どれもキャンバスが破れ絵の具が剥がれ、カビも生えるなど変わり果てた姿になっていた。作者は今は亡き洋画家の田中憲一さんだ。傷ついた田中作品だったが“御船の宝を蘇らせたい…”と修復プロジェクトが住民有志で立ち上げられた。発災直後から、プロジェクトに関わっているのが世界の名画を任され保存修復等を手がける修復家の岩井希久子さん(熊本市出身)だ。田中作品に対する支援の輪が拡がる中、岩井さんには最重要作品6点が託された。
岩井さんはその第一号作品として、熊本県立美術館で2019年4月開催される企画展に向け修復の作業に着手した。修復するのは、田中作品の傑作【海の骨】。画面の剥落や欠損箇所が目立つが、40年の経験を生かし様々な手法で元の姿に戻していった。 今回の企画展「熊本地震と文化財」は、震災から3年目にちなんで熊本県内に在った美術品などの文化財が被災後どのように修復されたかを紹介するもので、御船町の住民プロジェクトで蘇った田中作品【海の骨】は美術ファンの目にどう映るのか?

出演者:【陶芸家】 渡辺ヒデカズ 【熊本県美元学芸員】 井上正敏 【絵画修復家】 岩井希久子 岩井貴愛 【御船町画家】 竹田津 純

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.09.21(日)

太平洋戦争末期に制作・公開された、戦時下の福岡を舞台とした映画「陸軍」。陸軍省後援の、いわゆるプロパガンダ映画だ。監督として白羽の矢が立ったのは「二十四の瞳」など、後に数々の名作を手がけることになる木下惠介。“戦意高揚”を目的とした映画だが、“反戦”とも伺えるシーンを忍ばせる。この映画には、福岡などから召集された本物の陸軍部隊・通称「〇ト部隊」が出演していた。沿道で多くの人々が国旗を振った、盛大な行軍シーン撮影。しかし、実際の出陣は映画とは大きくかけ離れたものだった。その後、戦地・フィリピンで地獄の「飢餓戦」を余儀なくされ大半が戦死した「〇ト部隊」。兵士たちの最後の叫びとは…

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