ページトップ
TNCメニュー

これまでの放送内容

2017年1月15日(日)

世界一やさしい唄

月に1回の誕生会で「世界にひとつだけのバースデイソング」を歌う村岡隆彦さん。それは、親が我が子へ送る手紙を歌詞にした「世界一やさしい唄」

宮崎市の昭和幼保連携型認定こども園。ここに園児や職員から「楽長(がくちょう)」の愛称で親しまれている男性がいる。村岡隆彦さん59歳。
毎月1回開かれる誕生会で、村岡さんは園児たちにある歌を贈る。それは親が我が子へ送る手紙を歌詞にした世界に一つだけのバースデイソング。子どもの名前から始まるその歌詞は、歌われると園児たちの顔がパッと綻ぶ。
村岡さんが活動を始めた一つのきっかけが、児童虐待問題。宮崎では昨年度の相談件数が過去最多となった。核家族化で孤立してしまう子育て。希薄になりつつある人と人との繋がり。村岡さんは親子が絆を深め一緒に成長していくことを願い、歌い始めた。ボランティアで活動を続けて今年で12年目。「この歌が少しでも何かの役に立てたとしたら、すごく嬉しいです」と語る。
村岡さんが誕生会で大切にしているのは、子ども達と一緒に楽しむこと。その中でも「あくまでも子どもが主役」という配慮は忘れない。園児たちから慕われ、その保護者からも認められている村岡さん。その活動に抱く思いとは?

出演者:村岡隆彦さん 昭和幼保連携型認定こども園の園児、職員の方々

制作局テレビ宮崎(UMK)

次回放送内容

OA:2024.11.24(日)

八代市坂本町の鮎帰(あゆがえり)地区にある日光(にちこう)棚田。標高420メートル、里山に囲まれ階段状に連なる田畑の景色はどこか懐かしく安らぎを覚えます。1999年『日本の棚田百選』にも選ばれました。しかし、今は過疎化と相次ぐ離農で耕作放棄地が目立ち、田んぼは畑に切り替わり棚田の風情は過去のものとなろうとしています。この日光棚田で僅かに残った数枚の田んぼで唯一米作りに取り組んでいるのが、野口修さんです。年齢は87歳、農業の経験も無ければ地主でもありません。 野口さんは、2016年広島から坂本町に単身移住、79歳の時でした。数年後日光棚田に出会います。それは素人目線の安易な発想だったかもしれません。廃れていく棚田に想いを募らせ景観を維持できないかと…、野口さんは2020年元米農家の田んぼを借りて米作りを始めます。春は田起こし、苗ができれば田植え、収穫の秋まで水の管理や田の草取り、厄介なシカの防除に至るまで片時も目が離せません。野口さんは苦労をものともせず、四度目の秋を迎えることができました。 野口さんは収穫の喜びとは別に、新たな目標に向かって歩き出していました。本人曰く“僧侶”になると、坂本町へ移住を世話してくれたお寺の住職の力になければと話します。住職の体調を案じた末の決断でした。僧侶の資格を取るため、野口さんはこれまで通信教育でお寺の宗派に関する作法やお経を学んできました。最終課程は京都、得度(とくど)習礼(しゅらい)と呼ばれる修行に入ります。 80歳を目前に単身移住。棚田の景観を守ろうと挑む米作り。そして、今度は僧侶になろうと一念発起。野口さんは、鮎帰の里に新しい風を起こそうとする革命児なのかも!? 何が自身をそうさせるのか!?世の中を憂い立ち上がった青春期に答えは有るようです。 荊(いばら)の道を怯まず自らを進化させ続ける野口さんは間もなく米寿。人生100年時代を迎え、余生を謳歌する今はまだ旅の途中かも知れません。番組では、自らの信念と向き合う野口さんが何を求め何処へ向かおうとしているのか、終の棲み家に選んだ里の日々を追います。

年別アーカイブ

制作局

  • LINEで送る
ページの先頭へ