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2009年6月14日(日)

紅茶に挑む ~3代目の決断~

鹿児島県大隅半島の南部、錦江町。周囲を照葉樹林に囲まれた田代花瀬地区は、お茶の産地として知られている。この地でお茶を作る3代目・川前康博さん(44)は、去年初めて紅茶を作り、今年は本格的に一番茶から紅茶を作ることを決めた。

川前さんのお茶畑には、おじいさんが大正14年に種子島から持ち帰った種から育った84年目の茶木がある。色々な品種が混ざったこの茶木は、かつてお荷物となっていたが、川前さんはこの茶木の価値を見つめ直し、最もその味と香りを引き出す方法として、紅茶作りを選んだのだ。

鹿児島県は全国2位の茶生産地となり、増産に励んできた。しかし、最も大事なリーフ茶の消費量は減り続けており、去年、今年と一番茶の取引価格は暴落し、茶農家の経営は厳しい状況となっている。

川前さんは、量を追求する方針に疑問を感じてきた。そして10年悩み続けた結果、消費者と直接向き合うお茶農家になることを決意し、今年、84年の茶木の一番茶を、消費者を招いて茶摘みを体験してもらい、そのお茶で紅茶を作ったのだ。

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2025.10.26(日)

沖縄の伝統芸能、エイサー。躍動感あるリズムと迫力の演舞は人々を魅了します。その踊りに惹かれて、地元の10・20代で構成されている青年会に、県外出身49歳の坂本さんは飛び込みました。3年経っても、自分の踊りに満足が出来ない。少しでも青年会の伝統の型をマスターできるように日々練習をしていきます。県外出身の坂本さんだからこそ見えた沖縄の姿、そのエイサーを通じて感じる沖縄とは?その様子をお伝えします。

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