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これまでの放送内容

2016年4月17日(日)

ばんざい岩~奄美大島の戦争~

鹿児島県奄美大島本島の北の集落・佐仁。太平洋戦争中、出征兵を見送った神石がある。終戦から70年を迎えた今年、この“ばんざい岩”の記憶をたどる。

 奄美大島本島の北の集落・佐仁。“島唄と踊りは佐仁に行け”と言われるぐらい島唄が盛んな集落である。その集落の入り口に大きな岩がある。集落の人々はこの岩を“ばんざい岩”と呼ぶ。太平洋戦争中、佐仁集落からも多くの若者たちが戦地へと向かった。“ばんざい岩”が見える集落側の砂浜には、若者を送り出す家族と親戚、集落の人々が、出征する若者は“ばんざい岩”に立ち、ふるさとの風景を心に刻むのである。集落の唄者がオコレコレ(送るという意味)という出征兵を送る島唄を歌い始める。最後は砂浜の集落の人々が一斉にばんざいを始め、若者の姿が見えなくなるまで続いたという。終戦から70年を迎えた今年、当時を語れる人は数人だけである。番組では出征経験のある福忠勇さん(89)と、3歳のとき母親に抱かれて出征兵を送った前田和郎さん(76)の二人を訪ね“ばんざい岩”の記憶をたどる。

出演者:【ナレーター】 山上真実(KTSアナウンサー)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2026.08.16(日)

2020年、1人の女性と出会った。桑代チノさん(当時91歳)。チノさんが生まれ育ったのは鹿児島県南九州市知覧町。かつて本土最南端の特攻基地があった場所だ。1945年3月特攻隊が次々と編成された当時、知覧高等女学校の女学生だったチノさんは命令で特攻隊員の奉仕活動にあたった。隊員の世話にあたった女学生は約100人。校章の「なでしこの花」から“なでしこ隊”と呼ばれた。チノさんには忘れられない日があった。4月12日第二次総攻撃が行われた日。次々と飛び立つ特攻隊員を、八重桜を振って見送った。当時を語り出すチノさんの目は涙で濡れる。チノさんは、入退院を繰り返す様になった。そして、話を聴くことさえできなくなる。チノさんの長男の照明さんが戦争を語り継ぐ活動を始めた。“なでしこ隊”だった母の仲間たちに話を聴く。“なでしこ隊”の思いに胸を打たれ、やがて多くの人々へ母の経験した“なでしこ隊”の記憶を語り始めた。日本人の88.8%が戦後生まれになった今、チノさんたち“なでしこ隊”が語ってくれた言葉から改めて80年前の戦争について考える。

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