ページトップ
TNCメニュー

これまでの放送内容

2015年5月24日(日)

おっが島と娘と歌と

長崎県五島市。15歳で島を離れる娘に、公務員を退職してミュージシャンになった父が歌を贈ります。

長崎県五島市。風光明媚な島で夏は観光客で賑わいます。ですが、ここ50年で人口は半分以下に減少。30年後はさらに半減するとも言われています。そんな五島を音楽で盛り上げたいと思うミュージシャン・ベベンコビッチさん。べベンコとは五島弁で仔牛の意味です。44歳で国家公務員を退職、4年前に故郷・五島へ戻ってきました。現在も五島弁の方言シンガーとして活躍中で、東京をはじめ全国でライブを行い、歌を通して五島の魅力を発信。音楽の力で人口流出を遅らせたいと考えています。しかし、その思いとは裏腹に、娘・はいりちゃんが高校進学で五島を離れることになりました。五島では若者の約9割が高校卒業と同時に島を離れます。はいりちゃんには、その別れが3年間、早く訪れたのです。小さい頃から父の姿を見て育ってきた、はいりちゃん。将来の夢は「いつか大きなステージで歌うこと」。そこで父・ベベンコビッチさんは、はいりちゃんと一緒に東京でライブを行います。父と娘で今しか出来ないことをやろうと思ったのです。しかしベベンコビッチさんはレコーディングのため、先に東京入り。はいりちゃんは1人で東京まで行かなくてはなりません。初めての東京、九州を出るのも初めて。右も左もわからないまま、はいりちゃんは東京を目指します。そして故郷・五島から離れれば離れるほど、自分の中の五島の存在の大きさに気付いていきます。

制作局テレビ長崎(KTN)

次回放送内容

OA:2024.07.20(土)

長崎県五島市福江島から東南東およそ35キロの海底に「潜水艦の墓場」と呼ばれる場所がある。太平洋戦争終結の翌年、アメリカ軍が世襲した旧日本海軍の潜水艦は佐世保に集められ、五島列島沖合でアメリカ軍によって沈められた。旧日本海軍の潜水艦24艦は、今もその海底に眠っている。この海域を大学教授らが無人潜水機などを使い調査。様々な資料と照合し、全24艦の名前を特定した。その中には広島原爆の運命を変えたかもしれない潜水艦が存在した。それら潜水艦の多くは実戦でも使われた特攻兵器、人間魚雷「回天」を搭載していた。そしてもうひとつ実戦で使われた特攻兵器が存在する。旧日本海軍の水上特攻艇「震洋」。かつて「震洋」の訓練所が長崎県東彼杵郡川棚町にあった。極秘の特攻作戦だったため、資料はほとんど残されていなかった。しかし2021年、新たな写真が発見された。旧日本海軍の潜水艦、そして水上特攻艇「震洋」。それぞれの関係者は今、何を思うのか。戦争遺構が私たちに伝えようとしているものとは。

年別アーカイブ

制作局

  • LINEで送る
ページの先頭へ