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2015年5月31日(日)

真夏の夜に亡者が舞う~八代・植柳の盆踊~

白装束の出で立ちで黒頭巾を被って踊りを舞う熊本県八代市の『植柳の盆踊り』。その伝承の軌跡を検証し、亡者踊りの魅力に迫りながら“ふるさとの心”を描く。

お盆の夜に白装束の出で立ちで黒頭巾を被って踊りを舞う熊本県八代市の『植柳(うやなぎ)の盆踊り』。衣装は心中した男女の姿が表現され、お盆にあの世から戻ってくる精霊を彷彿とさせることから“亡者踊り”とも呼ばれている。『植柳の盆踊り』は、楽器を用いず一定の旋律・所作を繰り返すなど古風な雰囲気をかもし出すのが特徴。球磨川沿いにある八代市植柳地区では住民同士の絆の深さを伺わせる無形のシンボルかも知れない。云われの通り、その夏、初盆を迎えた家を訪ね、家の中で踊りを舞うのがスタイルだ。
 起源は江戸初期とされ、絶える事無く400年近く営々と伝承されたのは奇跡に等しい。民俗学者からは盆踊りの原型とも評され、これが国の無形民俗文化財に選択される事になった所以のようだ。植柳盆踊保存会で、少なくなった踊り手のメンバーを束ねる会長の野崎陽子さんは、踊りの振りや口説き唄の伝承や若手の育成に懸命だ。奇跡の『植柳の盆踊り』の伝承の軌跡を検証し、亡者踊りの魅力に迫りながら“ふるさとの心”を描く。

出演者:植柳盆踊保存会 【ナレーター】 中原理菜(TKUアナウンサー)

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.11.09(日)

「自分の障害を受け入れて、もう1つの陸上競技に挑戦」パラ陸上・十川裕次選手が走る理由とは?。 大分市出身の十川裕次選手はパラ陸上1500mで活躍するアスリート。パラリンピックには東京・パリと2大会連続で日の丸を背負い、世界の舞台を駆けぬけた。小学校のときから野球を続けていたが、あることをきっかけに陸上の道へ。強豪駅伝部として知られる大分東明高校時代には全国高校駅伝で花の一区も任された経歴を持つ。ただ、これまでの道のりは決して平たんなものでなかった。3歳のときに軽度の知的障害が判明。周りと比べると物事を理解することが困難な場合や、そのスピードが遅いこともある。「どうしてぼくを障害に生んだの?」やり場のない怒りを両親にぶつけることもあった。そんな失意の中で出会ったパラ陸上が十川選手に「走る理由」を与えてくれた。世界への舞台へと挑戦を続ける十川選手の日々を追った。

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