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2013年4月21日(日)

時代おくれの傑作~巨大イワシ籠に挑む~

熊本県水俣市の高橋博道さん(49)は、伝統の「イワシ籠」を作るこの道40年の職人…

熊本県水俣市の高橋博道さん(49)は、伝統の「イワシ籠」を作るこの道40年の職人。「イワシ籠」はカタクチイワシ(カツオ漁の餌)を漁場から、生きたまま生け簀へ運ぶ道具である。高橋さんには、今季10基の注文があった。縦4メートル・横3メートル・高さ3メートルにも及ぶ巨大な竹籠作りに挑むも、作業は1人。「実用品だけに半端なモノは出せない」、これが高橋さんの信条だ。目を懲らし、へぎ(板状にそいだ竹)の編み目に隙間があればその場で補正する。手荒いようで、細心の注意が払われる。1基当たりの作業は最短で1週間、天気次第では10日以上も…。「イワシ籠」には従来の竹製のほか、最近耐久性のあるプラスチック製が登場。天草のあるイワシ漁師は、心が揺れる。番組では、最後の職人とされる高橋さんの傑出した技とイワシ漁師の思いを描きながら、廃れようとしている「イワシ籠」作りの将来を考える。

出演者:イワシ籠職人 高橋博道さん 【ナレーション】 熊本竜太(テレビ熊本アナウンサー)

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.03.16(日)

大分県由布市に佇む「えてふぇて」は看護師夫婦が営む飲食店。のどかな町に集いの拠点が誕生したのは2021年のこと。 2人は看護師として働く中で、入退院を繰り返す人や病状が悪化するまで受診ができない人を救えないかと考えていた。そんな時に出会った「コミュニティナース」という在り方。まちの中に飛び出し、コミュニティを構築して地域ぐるみで健康的なまちを作る。自分たちのやりたいことにぴったりだった。病院勤務を辞め、地域を結ぶための活動を次々と企画。手探りながらも、協力者や理解者が増えていき、その輪は次第に広がっていく…。「コミュニティナース」という新たな生き方を選択した看護師夫婦の奮闘を追った。

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