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これまでの放送内容 -2023年-

2023年4月18日(火)

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わたしを伝える~坂本玲子 平和への眼差し~

わたしを伝える~坂本玲子 平和への眼差し~

熊本県菊池市に暮らす坂本玲子さんの生まれは、戦時中中国東北部にあった満州国です。当時父親は南満州鉄道の機関士として働いていました。
しかし、日本の敗戦で満州国は崩壊、同時に坂本さん達日本人の生活も一変し大きな試練に立たされます。
日本を目指しての引き揚げでした。
幼かった坂本さんの記憶は断片的でしたが、2歳2ヶ月から鮮烈に残っているといいます。略奪に押し入ったソ連兵に人形を踏み潰され大泣きしたこと、必死に両親と港を目指し逃避行を続けたこと、収容所で乗船を待たされたこと、さらに引き揚げ船からの水葬を目にしたことなどが小さな心に焼き込まれました。
ロシアによるウクライナ侵攻で戦争がリアルタイムで伝えられる今、誰もが平和を再認識し、当たり前の日常がいかに尊いものか痛感したのではないでしょうか。終戦から77年、坂本さんは自らの数奇な引き揚げ体験を漸く語り始めました。中学生の若い世代にはどう響くのでしょうか。

出演者:坂本玲子(熊本県菊池市在住) 坂本敏正(坂本さんの夫) 村上隆紀(菊池市 戦没者遺族) 中原堅悟(菊池市 戦没者遺族)

制作局テレビ熊本(TKU)

2023年4月11日(火)

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神馬になる

宮崎県美郷町で990年受け継がれる農耕神事「御田祭」。祭りの象徴は神田を疾走する神の使い「神馬」。存続の危機に直面した千年の伝統を繋ぐ、2頭の馬に密着した。

泥水をあげて神田を勇壮に駆け回る「神馬」。宮崎県美郷町に伝わる農耕神事「御田祭」には、神馬の雄姿を一目見ようと全国から約6000人が訪れる。しかし2019年、神馬の担い手不足により千年の伝統は途絶えようとしていた…。立ち上がったのは神馬の乗り手・大野秀樹さん。畜産農家を営む傍ら、2頭の若馬「ゴン」と「ゲン」の飼育を決意した。失敗続きの訓練、コロナ禍の壁…。時代の逆風の中、故郷の宝を繋ぐ人々の想いに迫った。

出演者:【ナレーター】 渕上明里(テレビ宮崎アナウンサー)

制作局テレビ宮崎(UMK)

2023年4月4日(火)

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ハイサイミャンマー

沖縄でミャンマー料理店を営むトウ・ヤ・ソウさん。ミャンマーの軍事クーデターで混迷が続く状況に心を痛める。遠く離れた地から故郷の平和を願うミャンマー人の姿を追う。

沖縄でミャンマー料理店を営む、ミャンマー人のトウ・ヤ・ソウさんと妻のカイさん。店には「ミャンマーカレー」や「カッチーカイ」などバラエティーに富んだ料理を求めて、多くの客が訪れる。カイさんの夢は将来ミャンマーの田舎に学校を作る事。妻の夢を応援する為、夫のソウさんは得意の料理で支えている。しかし2021年にミャンマーで起きた軍事クーデターが二人に暗い影を落としている。クーデターから1年以上が経過しても、民主化を求める市民への軍の弾圧は続く。「自由」を尊重する国に誇りを持ちたい。ソウさんは沖縄で暮らすミャンマー人の先頭に立って軍事政権への抗議の声をあげている。新型コロナやウクライナ情勢でミャンマーへの関心が薄れていく中、故郷の味で平和を願うミャンマー人夫婦の姿を追う。

出演者:トウ・ヤ・ソウ(在沖縄ミャンマー人会) カイ(在沖縄ミャンマー人会)

制作局沖縄テレビ放送(OTV)

2023年3月28日(火)

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あなたの笑顔つくります~アイデア社長の応援歌~

自分の利益は度外視!困っている人のため知恵を出し、汗を流す会社社長に密着し、その人柄と類まれなる開発センス、新たな取り組み、そのような考えに至った経緯に迫る。

熊本県八代市にある「有限会社ひらやま」。ここは一言では説明ができないほど様々な業務を行う『知る人ぞ知る』会社だ。社長の平山正さん(62)は食品工場の従業員を経て30年前に機械の部品を衝撃から守るための緩衝材を専門に作る工場を設立。そこから食品工場でのノウハウを活かし『地震に強い自動販売機の土台』や『海外の基準に適応した使い回しができる緩衝材』など世の中になかった新たな技術を生み出してきた。しかし特筆すべきは“それらの技術の特許を取らない”こと。使い方次第では莫大なロイヤリティーを生み出す技術を無料で他人に差し出す。このような平山さんの取り組みは家族に言わせると『無駄な事』であるが、時には妻に呆れられながらも平山さん自身はこのやり方を変える気はないという。そんな平山さんが現在力を入れているのが、地中に作った生簀で行う『サーモンの陸上養殖』。平山さんは新たに陸上養殖を始める人に会うため阿蘇郡南阿蘇村へ向かう。

出演者:平山 正 (有限会社ひらやま代表)

制作局テレビ熊本(TKU)

2023年3月21日(火)

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今、私が感じる光

白血病闘病中に視力の大半を失った牧野愛菜さん。4月からは親元を離れて大学へ。障害者スポーツや情報技術の勉強など「希望」という光を感じながら強く生きる姿を描く。

佐賀県立盲学校高等部3年生の牧野愛菜さんは、5年半ほど前に急性骨髄性白血病を患う。さらに抗がん剤治療中に感染症にかかり、視力の大半を失って「弱視」に。残された視野は右目の端だけで、光を感じることはできるがぼんやりとしか見ることができない。白血病の治療終了後、後天的な障害を受け入れられない日々が続くが、ある日「変わらない現状を引きずり、大切な時間を無駄にしたくない」という考えに至る。小学3年生から白血病で入院するまで卓球教室に通っていたことから、盲学校入学後に視覚障害者向けの卓球「サウンドテーブルテニス」を始める。また「将来はパソコンを使った仕事をしたい」との思いから、4月からは茨城県にある視覚・聴覚障害者向けの国立大学に進学し、情報技術を学ぶ。同居する家族は離れ離れになる寂しさを抑えながらも、その挑戦を応援。障害者スポーツや夢に出会い「希望」という光を感じながら強く生きる牧野さんの姿を追う。

制作局サガテレビ(STS)

次回放送内容

OA:2024.11.24(日)

八代市坂本町の鮎帰(あゆがえり)地区にある日光(にちこう)棚田。標高420メートル、里山に囲まれ階段状に連なる田畑の景色はどこか懐かしく安らぎを覚えます。1999年『日本の棚田百選』にも選ばれました。しかし、今は過疎化と相次ぐ離農で耕作放棄地が目立ち、田んぼは畑に切り替わり棚田の風情は過去のものとなろうとしています。この日光棚田で僅かに残った数枚の田んぼで唯一米作りに取り組んでいるのが、野口修さんです。年齢は87歳、農業の経験も無ければ地主でもありません。 野口さんは、2016年広島から坂本町に単身移住、79歳の時でした。数年後日光棚田に出会います。それは素人目線の安易な発想だったかもしれません。廃れていく棚田に想いを募らせ景観を維持できないかと…、野口さんは2020年元米農家の田んぼを借りて米作りを始めます。春は田起こし、苗ができれば田植え、収穫の秋まで水の管理や田の草取り、厄介なシカの防除に至るまで片時も目が離せません。野口さんは苦労をものともせず、四度目の秋を迎えることができました。 野口さんは収穫の喜びとは別に、新たな目標に向かって歩き出していました。本人曰く“僧侶”になると、坂本町へ移住を世話してくれたお寺の住職の力になければと話します。住職の体調を案じた末の決断でした。僧侶の資格を取るため、野口さんはこれまで通信教育でお寺の宗派に関する作法やお経を学んできました。最終課程は京都、得度(とくど)習礼(しゅらい)と呼ばれる修行に入ります。 80歳を目前に単身移住。棚田の景観を守ろうと挑む米作り。そして、今度は僧侶になろうと一念発起。野口さんは、鮎帰の里に新しい風を起こそうとする革命児なのかも!? 何が自身をそうさせるのか!?世の中を憂い立ち上がった青春期に答えは有るようです。 荊(いばら)の道を怯まず自らを進化させ続ける野口さんは間もなく米寿。人生100年時代を迎え、余生を謳歌する今はまだ旅の途中かも知れません。番組では、自らの信念と向き合う野口さんが何を求め何処へ向かおうとしているのか、終の棲み家に選んだ里の日々を追います。

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