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これまでの放送内容

2018年4月10日(火)

生きつづける 後編

末期がんと闘いながら、残された時間を前向きに生きようとする押し花作家と、彼女を全力で支える緩和ケア病棟スタッフの献身…。生きつづけることの意味を考える命の物語。

當間光江さんは、沖縄を代表する押し花作家。
2017年2月、糸満市にある友愛会・南部病院の緩和ケア病棟に入りました。彼女は乳がんの影響で脊髄が麻痺しており、6月初旬には呼吸困難の感覚にさいなまれていました。本人の希望で、眠るための強い薬を投与し意識レベルを下げる「鎮静」と言われる医療処置(緩和ケア医療のガイドラインにそった処置)が取られました。昏睡状態になってその後、もう目覚めないのでは…と予想されたのですが、光江さんは翌朝から驚くほどの回復を見せます。そしてカメラに向かって、大切なメッセージを語り始めたのです。
『ここは死ぬ場所じゃない。生きつづける場所』。
化学療法をあきらめ、「もう終わり」と思って移った緩和ケア病棟で、光江さんは新たな希望を与えられました。最後の時まで生きつづけるという前向きな意識が、これほど素晴らしく尊いものであるかをあらためて知らされます。
緩和ケア病棟で患者や家族、医療スタッフらが共に歩む姿を見つめ、生きつづけることの意味を考える、命の物語です。

出演者:【ナレーション】 平良いずみ(沖縄テレビアナウンサー)

制作局沖縄テレビ放送(OTV)

次回放送内容

OA:2026.03.08(日)

100年前の1926年、現在の熊本県山鹿市鹿本町で、15歳の芹川文彰(せりかわ・ぶんしょう)さんが無声映画『実録 忠臣蔵』(1926年公開)を鑑賞。その記憶を頼りに3年をかけて、映画を丸ごと絵で再現したペン画集を作った。迫力あふれるタッチ、フキダシの中のセリフ、スピード感の描写などはまるでマンガのようだ。約500コマ、160ページにも及ぶ。しかし、それは家族以外の誰の目にふれることもなく、実家に眠っていた。芹川さんは東京の美術学校に進学し、病気のために中退。熊本に帰り、人付き合いはほとんどせず、実家で絵を描いて暮らした。最後の4年間は入院し、そこで描いた絵を病院のスタッフに全て譲り、73歳で亡くなった。2020年、伯父・文彰の遺品であるペン画集を芹川英治(えいじ)さんに見せてもらった元新聞記者の松尾正一(まつお・しょういち)さんは驚き、京都の『おもちゃ映画ミュージアム』に見てもらった。偶然にもそこには、元の映画の66分短縮版フィルムが寄贈されていた。文彰さんのペン画集はそれを補完する映画史の資料として、また、マンガ史を語る上で貴重な資料とされている。ペン画集は「キネマ画」と名付けられ、2021年と2024年にそれぞれ京都で活動写真弁士・坂本頼光さんとピアニストの天宮遥さんによって上演され、絶賛された。そして、熊本市でも2025年12月14日、赤穂浪士討ち入りの日に活弁上演会を開催。300席の会場は満席となり、90分に及ぶ大迫力の活弁と情感あふれるピアノ演奏で大成功を収めた。番組では芹川文彰さんが描いたキネマ画『忠臣蔵』の魅力を伝え、それをよみがえらせるために奔走する人々の思いを見つめる。

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