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これまでの放送内容

2009年8月2日(日)

紅茶に挑む ~3代目の決断~

鹿児島県大隅半島の南部、錦江町。周囲を照葉樹林に囲まれた田代花瀬地区は、お茶の産地として知られている。この地でお茶を作る3代目・川前康博さん(44)は、去年初めて紅茶を作り、今年は本格的に一番茶から紅茶を作ることを決めた。

川前さんのお茶畑には、おじいさんが大正14年に種子島から持ち帰った種から育った84年目の茶木がある。色々な品種が混ざったこの茶木は、かつてお荷物となっていたが、川前さんはこの茶木の価値を見つめ直し、最もその味と香りを引き出す方法として、紅茶作りを選んだのだ。

鹿児島県は全国2位の茶生産地となり、増産に励んできた。しかし、最も大事なリーフ茶の消費量は減り続けており、去年、今年と一番茶の取引価格は暴落し、茶農家の経営は厳しい状況となっている。

川前さんは、量を追求する方針に疑問を感じてきた。そして10年悩み続けた結果、消費者と直接向き合うお茶農家になることを決意し、今年、84年の茶木の一番茶を、消費者を招いて茶摘みを体験してもらい、そのお茶で紅茶を作ったのだ。

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2025.12.21(日)

沖縄でミャンマー料理店を営む、ミャンマー人のトウ・ヤ・ソウさんと妻のカイさん。店には「ミャンマーカレー」や「カッチーカイ」などバラエティーに富んだ料理を求めて、多くの客が訪れる。カイさんの夢は将来ミャンマーの田舎に学校を作る事。妻の夢を応援する為、夫のソウさんは得意の料理で支えている。しかし2021年にミャンマーで起きた軍事クーデターが二人に暗い影を落としている。クーデターから1年が経過しても、民主化を求める市民への軍の弾圧は続く。「自由」を尊重する国に誇りを持ちたい。ソウさんは沖縄で暮らすミャンマー人の先頭に立って軍事政権への抗議の声をあげている。新型コロナやウクライナ情勢でミャンマーへの関心が薄れていく中、故郷の味で平和を願うミャンマー人夫婦の姿を追う。

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