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これまでの放送内容

2013年6月23日(日)

熱き魂と情熱の書道家 山口芳水

圧巻! 25メートルの和紙に東日本大震災の被災地を応援する大字を書きあげた山口芳水さん。情熱の書道家の姿を通して一歩づつ行動することの意味、大切さを探ります。

書道家「山口芳水( やまぐちほうすい) 」さん、33歳。書道家夫婦の長男として生まれ、5歳から書道に励み、18歳まで書の基礎ともいえる模写のみを行ってきました。今や楷書は教科書にも掲載できるほどの腕前。佐賀県書道展でも「大賞」に輝き、「佐賀県書道展審査員」に合格。30代の審査委員合格は全国初といわれます。
いわば書道界のサラブレッドが手掛ける「書」の魅力・作品力・影響力を探りながら、彼が取り組む他分野の芸術家とのコラボレーション、ドラムの音とコラボレーションして25mの巨大和紙に書いた東日本大震災被災地応援の大字パフォーマンスなどを紹介。
 山口さんの活動、生き様、情熱、夢などをキーワードに、意欲を持ち続け、夢に向かって一歩ずつ行動することの大切さを訴えます。

出演者:【ナレーション】 鶴丸英樹(サガテレビ)

制作局サガテレビ(STS)

次回放送内容

OA:2024.11.24(日)

八代市坂本町の鮎帰(あゆがえり)地区にある日光(にちこう)棚田。標高420メートル、里山に囲まれ階段状に連なる田畑の景色はどこか懐かしく安らぎを覚えます。1999年『日本の棚田百選』にも選ばれました。しかし、今は過疎化と相次ぐ離農で耕作放棄地が目立ち、田んぼは畑に切り替わり棚田の風情は過去のものとなろうとしています。この日光棚田で僅かに残った数枚の田んぼで唯一米作りに取り組んでいるのが、野口修さんです。年齢は87歳、農業の経験も無ければ地主でもありません。 野口さんは、2016年広島から坂本町に単身移住、79歳の時でした。数年後日光棚田に出会います。それは素人目線の安易な発想だったかもしれません。廃れていく棚田に想いを募らせ景観を維持できないかと…、野口さんは2020年元米農家の田んぼを借りて米作りを始めます。春は田起こし、苗ができれば田植え、収穫の秋まで水の管理や田の草取り、厄介なシカの防除に至るまで片時も目が離せません。野口さんは苦労をものともせず、四度目の秋を迎えることができました。 野口さんは収穫の喜びとは別に、新たな目標に向かって歩き出していました。本人曰く“僧侶”になると、坂本町へ移住を世話してくれたお寺の住職の力になければと話します。住職の体調を案じた末の決断でした。僧侶の資格を取るため、野口さんはこれまで通信教育でお寺の宗派に関する作法やお経を学んできました。最終課程は京都、得度(とくど)習礼(しゅらい)と呼ばれる修行に入ります。 80歳を目前に単身移住。棚田の景観を守ろうと挑む米作り。そして、今度は僧侶になろうと一念発起。野口さんは、鮎帰の里に新しい風を起こそうとする革命児なのかも!? 何が自身をそうさせるのか!?世の中を憂い立ち上がった青春期に答えは有るようです。 荊(いばら)の道を怯まず自らを進化させ続ける野口さんは間もなく米寿。人生100年時代を迎え、余生を謳歌する今はまだ旅の途中かも知れません。番組では、自らの信念と向き合う野口さんが何を求め何処へ向かおうとしているのか、終の棲み家に選んだ里の日々を追います。

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