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これまでの放送内容

2012年9月30日(日)

火を画く~黒田征太郎 福島の旅~

▽画家でイラストレーターの黒田征太郎。 福島第一原発から半径20キロの警戒区域地点。生と死、日常と非日常を分けるボーダーで黒田は何を感じ、何を思ったのか?

▽2009年から北九州市・門司港で創作活動をする画家でイラストレーターの黒田征太郎(73)。戦争体験を持つ彼は、これまで野坂昭如氏と組んだ『戦争童話集』をはじめ、戦争や原子爆弾をテーマに多くの作品を創作。一貫して「戦争反対」「核廃絶」を訴えてきた。彼の新作絵本『火の話』もまた、戦争から原子力発電まで、宇宙や神話という永い時間の中で考えてみたい─という思いからできた絵本だ。そこには核を巡る人類の愚かさが描かれている。子どもの頃、空襲の下、火の中を逃げ回った黒田に、見えない火である放射能は、どう映ったのか? 絵本『火の話』には、多くのメッセージが込められている。絵本の出版を機に黒田はその場所へ行くことを決心した。そして・・・。2012年2月、黒田の姿は福島にあった。福島第一原発から20キロ。政府が定める警戒区域地点。警察車両が国道6号線の行く手を阻んでいる。彼は徐にスケッチブックを取出し、クレヨンを手にした。そして無言のままそのクレヨンを画用紙の上に走らせ始めた・・・。

制作局テレビ西日本(TNC)

次回放送内容

OA:2026.03.08(日)

100年前の1926年、現在の熊本県山鹿市鹿本町で、15歳の芹川文彰(せりかわ・ぶんしょう)さんが無声映画『実録 忠臣蔵』(1926年公開)を鑑賞。その記憶を頼りに3年をかけて、映画を丸ごと絵で再現したペン画集を作った。迫力あふれるタッチ、フキダシの中のセリフ、スピード感の描写などはまるでマンガのようだ。約500コマ、160ページにも及ぶ。しかし、それは家族以外の誰の目にふれることもなく、実家に眠っていた。芹川さんは東京の美術学校に進学し、病気のために中退。熊本に帰り、人付き合いはほとんどせず、実家で絵を描いて暮らした。最後の4年間は入院し、そこで描いた絵を病院のスタッフに全て譲り、73歳で亡くなった。2020年、伯父・文彰の遺品であるペン画集を芹川英治(えいじ)さんに見せてもらった元新聞記者の松尾正一(まつお・しょういち)さんは驚き、京都の『おもちゃ映画ミュージアム』に見てもらった。偶然にもそこには、元の映画の66分短縮版フィルムが寄贈されていた。文彰さんのペン画集はそれを補完する映画史の資料として、また、マンガ史を語る上で貴重な資料とされている。ペン画集は「キネマ画」と名付けられ、2021年と2024年にそれぞれ京都で活動写真弁士・坂本頼光さんとピアニストの天宮遥さんによって上演され、絶賛された。そして、熊本市でも2025年12月14日、赤穂浪士討ち入りの日に活弁上演会を開催。300席の会場は満席となり、90分に及ぶ大迫力の活弁と情感あふれるピアノ演奏で大成功を収めた。番組では芹川文彰さんが描いたキネマ画『忠臣蔵』の魅力を伝え、それをよみがえらせるために奔走する人々の思いを見つめる。

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