ページトップ
TNCメニュー

これまでの放送内容

2021年1月26日(火)

サムネイル

命の残像~東京・宮崎静夫展から~

2015年に亡くなった熊本の洋画家宮崎静夫さんの遺作の展示会が、戦後75年の2020年12月から平和祈念展示資料館(東京)で開かれた。

東京にある平和祈念展示資料館には、先の大戦に赴いた兵士や戦後の抑留、そして引き揚げに関する戦時資料が一般公開されていますが、新たに亡き画家の作品が資料として加えられる事となりました。画家の名前は、2015年に亡くなった熊本の洋画家・宮崎静夫さん。作品は労作「死者のために」シリーズです。反戦等をテーマに繊細なタッチで描かれた心象風景が資料館の学芸員の目に留まったもので、収蔵された35点は自身の戦争体験に基づいて描かれ、戦争の不条理や鎮魂の祈りが込められています。モチーフとなったのは、15歳で渡った当時の満州と戦後抑留されたシベリアで目にした多くの仲間の死でした。生前宮崎さんは国民から戦争の記憶が薄れる事に危機感を抱いていました。戦後75年、番組では遺された「死者のために」シリーズが私たちに何を問いかけているのか考えます。

出演者:田中晴久(平和祈念展示資料館学芸員) 加藤つむぎ(平和祈念展示資料館学芸マネージャー)

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2024.07.20(土)

長崎県五島市福江島から東南東およそ35キロの海底に「潜水艦の墓場」と呼ばれる場所がある。太平洋戦争終結の翌年、アメリカ軍が世襲した旧日本海軍の潜水艦は佐世保に集められ、五島列島沖合でアメリカ軍によって沈められた。旧日本海軍の潜水艦24艦は、今もその海底に眠っている。この海域を大学教授らが無人潜水機などを使い調査。様々な資料と照合し、全24艦の名前を特定した。その中には広島原爆の運命を変えたかもしれない潜水艦が存在した。それら潜水艦の多くは実戦でも使われた特攻兵器、人間魚雷「回天」を搭載していた。そしてもうひとつ実戦で使われた特攻兵器が存在する。旧日本海軍の水上特攻艇「震洋」。かつて「震洋」の訓練所が長崎県東彼杵郡川棚町にあった。極秘の特攻作戦だったため、資料はほとんど残されていなかった。しかし2021年、新たな写真が発見された。旧日本海軍の潜水艦、そして水上特攻艇「震洋」。それぞれの関係者は今、何を思うのか。戦争遺構が私たちに伝えようとしているものとは。

年別アーカイブ

制作局

  • LINEで送る
ページの先頭へ