これまでの放送内容 <2011年>
2011年5月28日(土)
福岡の今を立体的にお伝えします。
▽幕末、勤皇の志士たちを支えた女性が福岡にいました。女性が社会や政治に口出しできない時代、自分が信じる道をひとすじに貫いた歌人・野村望東尼です。高杉晋作との運命の出会い、そして別れ、幕末の動乱期に波乱の生涯を終えた一人の女性の足跡をたどります。 ▽今週のゲストコメンテーターはコピーライターの石丸美奈子さんと西日本新聞報道センターデスクの坂井政美さんです。
2011年5月21日(土)
福岡の今を立体的にお伝えします。
▽去年の日本全国の新規HIV感染者・新規エイズ患者の報告数は、7年連続で1000人を超え、増加の状況が続いています。福岡県でも報告数は年々、増加傾向に。さらにHIVに感染しただけでは殆ど症状が出ないため、感染していることに気付かずに過ごしている人が多くいるといわれています。治療法の向上でエイズ発症が抑えられ、もはや「死に至る病」ではなくなったHIV感染症ですが、治療が遅れると命を落とすことに変わりはありません。今週の『CUBE』では、ヒト免疫不全ウイルス(エイズウイルス)と闘う医師、ボランティア、そして感染者を取材しました。 ▽今週のゲストコメンテーターは九州大学大学院教授の出水薫さんと西日本新聞報道センターデスクの坂井政美さんです。
2011年5月14日(土)
福岡の今を立体的にお伝えします。
▽全線開業から2ヵ月を迎えた九州新幹線。東日本大震災の影響で観光旅行などの自粛ムードが高まる中、開業後初めとなる大型連休GWの利用者は、どこまで伸びたのでしょうか?また九州新幹線鹿児島ルートで最後に新駅建設が決まった筑後市の『筑後船小屋駅』。駅にほど近い温泉地、船小屋温泉の集客は?新幹線開業に期待を寄せる筑後・八女地方の動きを取材します。 ▽福岡でロケ、撮影された映画の現場を、その映画の背景を振り返りながら歩く企画の第1弾。今回取り上げる『陸軍』は、昭和19年、陸軍省が松竹に依頼して制作、公開された所謂「戦意高揚映画」。しかし名匠・木下恵介監督の手腕か、見終わってみると反戦を感じる作品に仕上がっています。原作は北九州市出身の作家・火野葦平。主演は田中絹代、そして笠智衆、東野英治郎など豪華キャストが出演しています。中洲、天神周辺など、福岡大空襲で焼失する以前の福岡の街並みが収録された貴重なフィルムとともに、映画の現場を、エッセイスト矢野寛治氏とともに紹介します。 ▽今週のゲストコメンテーターはエッセイストの矢野寛治さんと西日本新聞社報道センターデスクの坂井政美さんです。
2011年5月7日(土)
福岡の今を立体的にお伝えします。
▽全国のラーメン店は約8万件。1兆円を超えるという産業です。今回、特集するのは「ラーメンどころ」我らが福岡。なかでも注目は、リニューアルオープンした『キャナルシティ博多』の“ラーメンスタジアム”。実は今、誕生して10年迎えたこのテーマパークが苦戦をしています。ピーク時には190万人の集客を誇ったテーマパークが、なんとこの10年で集客が半分に・・・。そんななか“ジロリアン”という言葉を生み、東京で一大ブームを巻き起こしたガッツリ系ラーメンを導入!果たして失った消費者を取り戻す事ができるのか!?迫ります。 ▽去年の日本全国の新規HIV感染者・新規エイズ患者の報告数は、7年連続で1000人を超え、増加の状況が続いています。福岡県でも報告数は年々、増加傾向に。さらにHIVに感染しただけでは殆ど症状が出ないため、感染していることに気付かずに過ごしている人が多くいるといわれています。治療法の向上でエイズ発症が抑えられ、もはや「死に至る病」ではなくなったHIV感染症ですが、治療が遅れると命を落とすことに変わりはありません。今週の『CUBE』では、ヒト免疫不全ウイルス(エイズウイルス)と闘う医師、ボランティア、そして感染者を取材しました。 ▽今週のゲストコメンテーターはニューズウィーク日本版編集主幹の竹田圭吾さんと北九州市在住のコピーライター、石丸美奈子さん(マルショクサンリブ「女の一生バレンタイン」等々)のお二人です。
2011年4月30日(土)
福岡の今を立体的にお伝えします。
▽『蒼海に消ゆ』1945年4月、沖縄に上陸したアメリカ軍に対して、同じアメリカ国籍を持ちながら「敵艦」に体当り攻撃をした日系アメリカ人、松藤大治少尉の生涯を紹介します。松藤大治は福岡県出身でアメリカ移民の両親のもとに西海岸で生まれました。15歳で現在の糸島高校に編入。その後、東京商科大(一橋大学)に入学しました。1943年、文科系大学生の徴兵猶予が無くなると同時に海軍に志願、戦闘機乗りとして訓練を重ねるうち、特攻隊に指名されます。そして1945年4月6日、鹿屋基地から沖縄の海に飛び立ち帰らぬ人となった松藤大治の生涯を、綿密な取材によりドキュメント作品として1冊の本に纏め上げた『蒼海に消ゆ』の作者、門田隆将氏をスタジオゲストに向かえておおくりします。 ▽『大離婚時代到来!~親子が別れる時』いまや国内では3組に1組が離婚するといわれるなか、毎年、約25万人の子供が親の離婚を経験、親子の交流が断たれる例が後を絶ちません。日本は離婚後、一方の親だけが親権をもつ「単独親権制度」で、約8割は母親が親権を持っています。しかし「親権」を持たない親が、わが子に会う「面会交流」の権利は法律で規定されていません。そのため、わが子に会いたいと思っても会えないケースが少なくなく、面会を巡るトラブルも増加しています。先進国の多くが「離婚後も父と母の両方が養育に関ることが子の利益につながる」と「共同親権」を取るなか、日本社会は増え続ける「離婚」にどう対応していけばいいのでしょうか。今、子供の福祉の視点に立った、法整備・サポートが求められています。取材しました。 ▽番組コメンテーターは、エッセイストの矢野寛治さんとホークス・杉内投手の代理人も務める酒井辰馬弁護士です。