これまでの放送内容
2011年5月14日(土)
福岡の今を立体的にお伝えします。
▽全線開業から2ヵ月を迎えた九州新幹線。東日本大震災の影響で観光旅行などの自粛ムードが高まる中、開業後初めとなる大型連休GWの利用者は、どこまで伸びたのでしょうか?また九州新幹線鹿児島ルートで最後に新駅建設が決まった筑後市の『筑後船小屋駅』。駅にほど近い温泉地、船小屋温泉の集客は?新幹線開業に期待を寄せる筑後・八女地方の動きを取材します。 ▽福岡でロケ、撮影された映画の現場を、その映画の背景を振り返りながら歩く企画の第1弾。今回取り上げる『陸軍』は、昭和19年、陸軍省が松竹に依頼して制作、公開された所謂「戦意高揚映画」。しかし名匠・木下恵介監督の手腕か、見終わってみると反戦を感じる作品に仕上がっています。原作は北九州市出身の作家・火野葦平。主演は田中絹代、そして笠智衆、東野英治郎など豪華キャストが出演しています。中洲、天神周辺など、福岡大空襲で焼失する以前の福岡の街並みが収録された貴重なフィルムとともに、映画の現場を、エッセイスト矢野寛治氏とともに紹介します。 ▽今週のゲストコメンテーターはエッセイストの矢野寛治さんと西日本新聞社報道センターデスクの坂井政美さんです。