これまでの放送内容
2014年3月8日(土)
▽技術が進歩する遺伝子検査…がんや生活習慣病予防に子供の適性診断も“未来予測”の最前線▽玄海が再稼働第1号の可能性も…震災から3年の節目に原発再稼働問題を考える
遺伝子検査の技術が進歩し、がんや生活習慣病など遺伝的要因が関わる疾病の診断やリスク予測ができるようになりました。 女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳がんのリスクが高いとの検査結果を元に乳房切除手術を行ったのをきっかけに、遺伝子検査の注目度はさらに高まっています。これまでニーズの大半を占めていた親子鑑定に加え最近では肥満防止や子供の適性診断といった目的での検査が福岡でも増えているといいます。 しかし検査技術が進歩する一方で、倫理面の問題に関する議論は進んでいません。遺伝的要因で病気になるリスクが高いことが知れれば保険料や就職、結婚に影響が出る恐れもありますが、理解が進んでいないのが現状です。 いま注目の遺伝子検査にどう向き合うのか福岡の最新事情を通して考えます。 特集は、東日本大震災から丸3年を迎えるのを前に、原子力発電所の再稼働問題を考えます。 政府は原発停止で化石燃料の輸入が増え国民負担が増加しているなどとして原発の再稼働を目指しています。再稼働へ向けた安全審査を行う原子力規制委員会は近く最優先で審査結果をまとめる原発を選定する方針で、九電の玄海原発が再稼働第一号になる可能性も出てきています。 震災から3年の節目に、地元の自治体や企業、福島からの避難者などの思いを取材し、専門家の意見を交えて原発再稼働がはらむ問題点や課題を考えます。
出演者:【キャスター】 大谷真宏(テレビ西日本アナウンサー) 角田華子 【リポーター】 柳原亜希子 今泉麻耶 【スポーツコーナー】 池田親興(テレビ西日本野球解説者) 安枝しんご(西日本スポーツデスク) 【コメンテーター】 坂井政美(西日本新聞論説委員)