これまでの放送内容
2014年3月1日(土)
▽グループの保有台数2873台で日本一!西鉄バスの知られざる“深層”に迫る▽家庭に戻れない少年たち…受け皿が不足する立ち直り支援の現状▽八女市「ぼんぼりまつり」
誰もがよく知っている福岡の物事の意外なルーツや深層に迫るシリーズ企画「新ふくおか社会学」3回目の今回は西鉄バスに注目します。 グループ全体でのバス保有台数は日本一の2873台、網の目のように張り巡らされた路線の総延長は福岡とホノルルを往復してもまだおつりがくる1万5253kmに及びます。 福岡・北九州規模の都市のバス交通事業を1つの企業体が一手に担っているのは全国的に見ても例がないといいます。 県内にバスが走り始めて今年で101年。西鉄バスがここまで成長した背景には福岡特有の事情がありました。 さらに県内唯一の路線バス専用道路や駅弁ならぬ“バス弁”の購入法、現在進行中の新たな運行系統の整備など西鉄バスの知られざる“深層”を探ります。 特集は受け皿不足が深刻な少年の立ち直り支援。少年院で矯正教育や職業訓練を受けて退院した少年たちは、従来であれば家庭に戻って立ち直りを目指していました。 しかし近年は「面倒を見きれない」と子供の引き取りを拒否する親が出てきています。そうした中、以前に増して重要性を増しているのが当面の生活基盤を提供し自立へ向けた指導を行う更生保護施設ですが、全国104カ所のうち少年専用の施設は3カ所しかないのが現状です。 家庭や地域の力が低下する中いかにして少年の立ち直りを支えるのか。田川市にある少年専用施設の現状や更生問題に詳しい弁護士の話を元に考えます。