これまでの放送内容
2013年10月26日(土)
▽“町のお医者さん”有床診療所の実情は…宿直勤務に密着▽インドネシアの海を守る…ゴミたい肥化を推進!福岡の人と技術▽スリランカ人のアンパイア…野球で深めるきずな
「有床診療所」とは19人以下の患者を入院させる施設を持つ医療機関のことで、私たちが普段利用する近所の医院やかかりつけの病院の多くは、医療法ではこの有床診療所に分類される。「病院」とはベッド数20床以上の医療機関のことをいい、専門的で高度な医療を提供する。有床診療所は急病や慢性疾患への対応から、療養が必要な高齢者の受け入れ、さらにはお産まで地域医療の中核を担っている、いわば“町のお医者さん”だ。 しかし診療報酬が低く抑えられているために経営は楽ではなく看護師の確保にも苦労するほどだという。経営が立ちゆかず年間、1千カ所以上が入院受け入れをやめて無床化しているという有床診療所。その実情と、あるべき地域医療の姿を考える。 福岡とアジアのかかわりに注目するシリーズ特集の2回目は、青年海外協力隊員としてインドネシアのロンボク島でゴミの減量や分別など環境指導に取り組む福岡市出身の女性に密着する。 美しいビーチが欧米人に人気のロンボク島では、観光地化が進むとともにゴミ問題が深刻化。焼却施設がないために処理が追いつかないゴミが川に捨てられ、洪水や海の汚染の原因となっている。女性隊員が力を入れているのは、インドネシア第2の都市スラバヤではすでに成功しているという北九州発祥の生ゴミ堆肥化技術の普及。美しいロンボク島の海を守るために奮闘する女性隊員の姿を通して、福岡とアジアのかかわりを探る。
出演者: 【キャスター】 大谷真宏(テレビ西日本アナウンサー) 角田華子 【リポーター】 柳原亜希子 今泉麻耶 【スポーツコーナー】 池田親興(テレビ西日本野球解説者) 安枝しんご(西日本スポーツデスク) 【ゲストコメンテーター】 勝谷誠彦(コラムニスト) 坂井政美(西日本新聞論説委員)