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これまでの放送内容

2013年1月20日(日)

おきなわ 沈黙のうた

沖縄戦がもたらした数々の“沈黙”に耳を傾ける。様々な沈黙を見つめる、沖縄戦・オムニバス企画。

沖縄戦がもたらした数々の“沈黙”に耳を傾ける。
ある女性は、戦後7年が経った頃、言葉を全く発しなくなった。戦場に母を置き去りにしてしまったことが影響しているのでは、と姉は話す。それから60年、今も彼女の沈黙は続いている。沖縄戦の語り部として生きたある女性は、自らの体験を言葉にするまでに40年という長い沈黙の時間が必要だった。戦後67年の今、“老い”と向き合う中で、語り部の継続に難しさも感じている。沖縄民謡のトップスターである登川誠仁さんにも、ひと前で歌えない戦争のうたがある。様々な沈黙を見つめる、沖縄戦・オムニバス企画。

制作局沖縄テレビ放送(OTV)

2013年1月13日(日)

アイドルじゃ終われない~プロキックボクサー 神風莉央の挑戦~

熊本大学1年生の千代森莉央さん。実は2年前、熊本では初となる女子高校生のプロのキックボクサーとなった…

熊本大学1年生の千代森莉央さん。実は2年前、熊本では初となる女子高校生のプロのキックボクサーとなった。愛くるしい笑顔と明るい性格から、人気があり友達も多い。ごくごく普通の女の子だ。しかし、学校帰りに彼女が立ち寄るのはキックボクシングジム、『神風塾』。ジムに入ると彼女の顔つきは全くの別人に変わる。無心にミットを叩き、長い脚で蹴りを繰り出す。ジムに響く打撃の音はとても女の子とは思えない。ダイエット目的で始めたキックボクシングだが、負けず嫌いな性格に火がつき、気付けばプロテストに合格していた。彼女の夢は『世界でベルトを獲ること』。今年3月、東日本大震災の被災地、宮城でチャリティマッチが開かれ、彼女も出場。被災者を元気づける試合がしたいと臨んだ試合だったが判定はドロー。実はプロになってこれで5戦目。彼女はまだ一回も勝てていない。「もっともっと試合経験が必要」。そう考えた彼女は何と、『シュートボクシング』の試合に出場することを決断した。マスコミで大きく取り上げられ、人気もウナギ上り。その舞台で結果を出せばきっとキックボクシングのオファーも増えるはず。そしていよいよ格闘技の聖地『後楽園』の舞台に立つ。様々な挫折を繰り返しながらも、世界という大きな夢に向かい、がむしゃらに挑む18歳。彼女の挑戦に1年間密着した。

出演者:千代森 莉央(リングネーム・神風莉央) 【ナレーション】 後藤祐太(TKUアナウンサー)

制作局テレビ熊本(TKU)

2012年12月30日(日)

沖縄を返せ

日本への復帰を目指す沖縄で、熱狂的に歌われた歌「沖縄を返せ」。その伝説の歌の背景を探っていくと、日本と沖縄の複雑な関係と「復帰」の真の姿が見えてきた。

日本への復帰を目指す沖縄で、熱狂的に歌われた歌がありました。「沖縄を返せ」。その伝説の歌は、「復帰運動」という時代のうねりの中で、人々の思いをひとつに束ねる、そんな強い力をもっていました。40年前、その歌と共に、悲願の本土復帰を果たした沖縄。しかし、それは望んでいた「復帰」ではなかったのです。復帰後の沖縄では、あれほど人々から愛された「沖縄を返せ」は、急に歌われなくなり、時の彼方へと消え去ってしまいました。なぜあの歌は、あんなにも熱烈に愛され、憎まれたのか…。そして「沖縄を返せ」が生まれた背景を探っていくと、日本と沖縄の複雑に交差する想いと、「復帰」の真の姿が見えてきたのです。

出演者:【構成・演出】 山里孫存 【取材】 沖縄テレビ報道部「復帰を知る」取材班 【プロデューサー】 山里孫存 (沖縄テレビ) 正木伸一郎(テレビ西日本)

制作局沖縄テレビ放送(OTV)

2012年12月23日(日)

自給自足人~年収20万円 お金に頼らない暮らしがしたい~

世界自然遺産の島・屋久島で自給自足の暮らしをしている人がいる。京都府出身の陶芸家の菊池亨さん(59)。20万円が菊池さんの全収入。島での自給自足ぶりを追った。

 菊池さんの実家は石炭販売業を営み、なに不自由のない暮らしだった。小学生のとき、父が多額の負債をかかえ、まるで地獄のような日々が続いた。この時の出来事が菊池少年の人生観を変え、「お金の無い暮らし、お金に頼らない暮らしがしたい」と34年前に屋久島に住み着いた。野菜類は100パーセント自給自足、陶芸家として自分の器の売り上げが20万円。この20万円が菊池さんの全収入。今の私たちの生活は、原発事故、自然災害、人間の欲望と名誉に翻弄され未来が描き出せない人々が増えているが、菊池さんの生き方は全く別世界だ。自然とともに生活し自分に合った暮らしをしている。番組では、菊池さんの自給自足ぶりを描くことで、今の私たちの暮らしが本当にこれでいいのか問う。

出演者:陶芸家 菊池亨さん(59) 【ナレーター】 タマリ

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

2012年12月16日(日)

簗師~伝統の鮎漁を守る男~

秋、産卵期を迎えた鮎を一気に落とす巨大な仕掛け「鮎簗(やな)」。300年以上受け継がれてきた伝統の技を今に受け継ぐ簗師の秋に密着した。

宮崎県の北部、延岡市。この街の秋の風物詩といえば薫り高い秋の味覚「鮎」を幅120mの巨大な仕掛けに落とす伝統的な鮎漁「鮎簗( やな) 」だ。300年以上も前から延岡市ではこの鮎漁が行われ、取れた鮎を川辺で楽しむ様子が街を彩ってきた。しかし近年まで数ヶ所架かっていた鮎簗も現在は鮎の数が激減したことで1ヶ所だけになり存続が危ぶまれている。石と竹と木を組み合わせて作る伝統の簗作りにこだわり、その技を今に受け継ぐを男、簗師・高橋生矢。番組では簗師が挑んだ2012年シーズンに密着した。

出演者:高橋生矢 【ナレーター】 西田優史

制作局テレビ宮崎(UMK)

次回放送内容

OA:2024.08.04(日)

 コロナ禍で4年ぶりに開催された熊本県原爆死没者慰霊式典。「広島・長崎を最後にせんと行かん」と壇上でそう訴えたのは天草市に住む川原征一郎さん82歳です。自身も長崎原爆の被爆者です。3歳の時の被爆が自身の生き方や価値観に影響を及ぼしたのかも知れません。川原さんは命という言葉に敏感です。その想いを趣味の折り紙(動物)で表現し、地域の人々に命の尊さや平和の大切さを伝えています。折り紙のレパートリーは今や2000を超え、市民講座や小学校などにも講師として招かれ“折り紙先生”とも呼ばれています。折り紙を本格的に始めたのは、勤めていた水族館時代でした。見学に訪れた子ども達に折り紙を使って海の生き物(イルカ)の話をしたところ興味を持ってもらったのがきっかけでした。川原さんは海の生き物から気付かされたものが多く、特にイルカとは触れ合う日常の中で命との向き合い方を学びました。数奇な被爆体験がそうさせたのかも知れません。川原さんは還暦を過ぎた或る時、不思議な夢を見ます。写真の中でしか知らない父親が夢枕に現れたというのです。命の繋がりを実感した不思議な体験だったと述懐します。番組は、被爆した3歳のあの日から82歳になった今も歩み続ける川原さんの命の軌跡と希望の日々を描きます。

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