天気情報・TNC NEWS

番組審議会から

第664回番組審議会

議  題 『バカリサーチ社』
2024年9月8日(日) 午後4時05分~5時20分
出席委員 藤 井 克 已 委員長
喜多村 浩 司 副委員長
石 村 一 枝 委員
中 村 ク ミ 委員
林 田  歩  委員
 辻  慎 一 委員
横 尾  誠  委員
欠席委員  森  亨 弘 委員
太 田 宏 昭 委員

世の中の老若男女が、きょうもこっそり独自のリサーチをしている。
そんな、人の数だけある、リサーチの世界。あなたもちょっと覗いてみたくありませんか?
この番組は、誰も気に留めないような一見おバカな事?まで調べているリサーチ会社「バカリサーチ社」が調査員を派遣してあらゆる問題を徹底リサーチします!
世の夫たちが最適な答えを見つけられず日々悩んでいる永遠の課題をバカリサーチ社のリサーチ力で遂に解決?!ビッグデータから垣間見える時間帯別の日本人のダダ漏れな感情とは?
そして、AIが分析した歌詞と楽曲コードをもとに、BiSHや新しい学校のリーダーズなど数多くの人気アーティストに楽曲を提供する音楽プロデューサー・松隈ケンタに、ある「国民的人気アーティスト」っぽい楽曲の制作を依頼。禁断のリサーチの結果は…。

委員からは

  • 1時間を超える番組ということと、よく見る出演者を集めたバラエティー系の番組なんだろうなと思って、正直あんまり興味のないまま見始めたんですが、あっという間に終わった。
  • この番組を通じて改めて、ある意味、検索の多様性をすごく感じることができましたので、総じて言えば、非常に良かった。
  • バカリズムさんの安定感というか、あと出演者の3人の掛け合いが非常に気持ちいいというか、テンポがいい。その中でも、五十嵐アナの、控えめだけどすごく存在感がある みたいなしっかりとしたポジションがあって、それも非常に良かった。
  • セットが非常にコンパクトであの窮屈感がなんともいい。なんか一体感が生まれていて、すごく良かった。
  • Xのつぶやきで、日本人の感情とか行動ってある程度読み取れるんだなぁと。改めてちょっと気づきもあったので、非常に面白いコーナーだった。
  • AIを活用してミスチルっぽい曲を作る試みというのは非常に面白かった。シャチホコさんの起用もすごく雰囲気を和ませて、彼の良さも出ていましたので良かった。
  • 一見笑わせるというか、番組としてはバラエティーなのかもしれませんけど、いろいろ今の社会のありようであるとか、深い部分も考えさせてくれる番組だった。
  • 出演者がバカリズムさん、陣内さん、森田さんという、今の日本のお笑い界でも大変スキルが高い芸人さんのキャスティングはすごい。
  • 75分間の番組だったんですけども、飽きることなく、企画も良かったし、内容もばっちり詰まっていて素晴らしい番組だ。
  • あえて福岡ということに縛られずに、全国ネット放送として、地元民である私はすごく誇らしくさえ思いました。
  • 最初の履歴を見るというところなんですけども、自分のプライベートをさらけ出すみたいで、誰が答えるんだろう?と思ったんですね。でも、不信感を抱かれないような質問の仕方をされたんだと思うんですけど、皆さんすごく素直に答えていただいて良かった。
  • おもちゃ屋さんのハローマックは建物がユニークで、確かに看板の在り方としてすごくいいんだなと思いましたし、勉強になりました。
  • AIというのは本当にちょっと、感情というか、心がこもらないんですよね。なので、最後の締めもとても良かった。
  • 画面左上に顔を出した出演者のつぶやきみたいなのがタイミングも良くて、ウィットにも富んでいて、親しみやすく気楽に視聴することができました。
  • MCのバカリズムさんは脚本家や俳優としても活躍されている非常に多芸な方で、日常をユーモアで嫌味なく表現されるところにすごく好感が持てました。
  • キャストたちが自由な感性でコメントする中で、それをうまくまとめて進行していたのが五十嵐アナで、素晴らしい。
  • 松隈ケンタさんとシャチホコさんの起用も的確というか、ミスチルっぽい曲としては良かった。
  • バカリズムさんが「極限まで「っぽい」けど本物じゃない感じ」とか、陣内さんが「なんにも残らない」とか、そういうコメントが出たので、さすがだなというふうに思いました。
  • 福岡だけじゃなくて、東京とか日本の各地でインタビューがあったので、全国ネットを意識したところがあったのも良かった。
  • 制作スタッフの皆さんが様々なネタをリサーチして番組を制作されていることに大変感心をいたしました。
  • AI楽曲に対して「あなたたちの冒瀆を見届けますよ」とか、場面場面で入るコメントが的確かつ面白かった。MC2名にゲスト3名、全員が面白いというのはなかなか珍しいと感じました。
  • 「呼吸するように調べている」「ジェネリック」という言葉は、私にとってはすごくセンセーショナルで、いいんじゃないかなと思いながら、言葉の面白さは感じた。
  • バカリズムさん、陣内さんを含めて、スタジオ側が非常にいいツッコミ、あるいは、いいコメントをしているから、最後、どうでもいいことが締まっちゃうというふうに感じられるというのがすごいと思いました。
  • ランキング1位の愛だとか、歌いながらどんどんどんどん出てくる見せ方がすごい。しかもいろんな見せ方をしている。あれは全然飽きさせずに、かえって面白かった。
  • 最後のバカリズムさんのコメント「新曲感はない」「「っぽい」けど本物じゃない」という表現を引き出したことで全体が締まった。AIの世の中だけど、人間のクリエイティブはもっとすごいんだよということを感じさせるところで終わったのは大変良かった。
  • 本当に素晴らしい、全国放送に足り得る、また、こういうことを流せるというTNCさんの組織風土にも感銘した。
  • この番組は、マイナス評価よりもプラス評価が非常に多い番組ですね。視聴者によっては、これは素晴らしい番組だと思います。
  • 「後継者問題」というタイトルはちょっとどうかな?と思いました。
  • 「ジェネリック」という言葉をつけていたのが少し気になっていて、違和感を覚えた。
  • ベストオブ後継者を決める必要があったのか。あの部分はカットしても良かったのかな。
  • 滝沢カレンさんには、もっとしゃべってくれたほうがスタジオ展開的に広がりがあり面白かったのではないか。
  • 夫婦の晩ご飯リサーチ企画「旦那を悩ませる永遠のテーマ」として調査結果の提示がありましたけれども、この趣旨はやや時代錯誤感があると感じました。
  • 「ミスチルっぽい歌を作る」コーナーは、芸術に対するリスペクト感がちょっと欠けているような感じが残った。
  • 「AIですので、ちょっとの間違いはご愛嬌で」というコメントは現在のAIの実力を全く理解していない発言だと思いました。「AIが間違うのではない」わけで、AIを使った人間の使い方やその結果を見た人間の思い込みによるものだと思います。
  • バカリズムさんのMCであり、地元の局が制作する番組なので、少し福岡の独特な行動やローカルの話題のリサーチを織り交ぜても良かったのではないか。
  • エンディングは普通に番組が終わって、どことか提供でしたというふうにしたほうが、今回の番組は良かったかなと思います。
  • 晩ご飯のコーナーは「世の旦那さまを悩ませているテーマ」と表現されたのが、夫だけに限らなくてもいいんじゃないかと、家族やパートナーや友達と一緒に過ごすときも共通の悩みだよなというふうに思いました。
  • 今回はちょっと企画が多くて、一つ一つもっと深掘りしても面白いところもあったんじゃないか。
  • 五十嵐アナが前に出てきたときに、一生懸命稽古したんだろうとか、そんなこと言わないでよみたいな、そういうのを森田さんと陣内さんにちょっと感じて、女性として、ちょっと許せんなと感じました。
  • ジェネリックMr.Childrenで歌っているときに、森田さんの笑い声とかがやかましくて、何をしゃべっているか聞こえないときもあった。
  • 「成り上がリサーチャー」と書いていますけど、彼は決して成り上がりではないので、この言葉はちょっと、私にとってはぴったりこなかった。

などの意見を頂きました。

局からは

  • AIのミスチル企画に関しては、やり方次第ではミスチルさん自体にかなりご迷惑をおかけしますし、作り手への冒涜というところにもつながるなという部分で、表現とかも気をつけながらあそこまでたどり着いたんですけども、正直、「ジェネリック」は外しておいたほうがよかったかなと個人的には思います。
  • AIでミスチルの企画をやったときに、最終的にまだまだ人が作ったものには届かないという形になるのが理想的というところは正直描いて、松隈さんともAIのほうを立ててくださいとお願いした結果、本当にすごいメロディーなんですけど、全部聴いてみるとやっぱり薄っぺらい。演者のあのコメントで終わりたいと編集をしました。
  • インタビューの仕方が良かったという話です。総合演出はもともと、マツコさんの『月曜から夜ふかし』という、街頭インタビューを主で作っている番組でADとしてやっていました。彼はやっぱり街録がものすごく上手なんですね。やっぱり彼だからこそ取れたインタビューなのかなと思っています。
  • 出演者のキャスティングに関しては、このメンバーがいたからこそこの企画が成り立った部分は非常にあるなと、改めてキャスティングというのは大事なんだなというのを実感しました。
  • 晩ご飯企画ですね。時代錯誤だというところは、まあ、そういうご意見もあるだろうなと思いながら踏み切った次第です。ただ、個人的には非常に参考になったなと思いました。

などの説明をしました。

番組審議会事務局より

  • 視聴者レスポンスについて
    2024年9月に寄せられた視聴者ご意見などの件数および特徴を書面にまとめてご報告しました。
  • 「第72回 民間放送全国大会配信のお知らせ」をご案内しました。

過去の番組審議会

過去の番組審議会

審議会 委員名簿

会社概要

番組基準

個人情報保護

本サイトご利用にあたって

オススメ番組

お知らせ

ステーションイメージ

サイト内コンテンツ

番組公式サイト

ニュース・天気

スポーツ

イベント・試写会

企業情報

ページのトップへ