番組審議会から
第661回番組審議会
議 題 | 『じもちゃんねる』 毎週火曜日20時00分~21時00分 |
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出席委員 | 藤 井 克 已 委員長 喜多村 浩 司 副委員長 石 村 一 枝 委員 森 亨 弘 委員 中 村 ク ミ 委員 辻 慎 一 委員 田 川 大 介 委員 太 田 宏 昭 委員 |
欠席委員 | 林 田 歩 委員 |
取材陣が足で稼いだ地元ネタを毎回「〇〇の旅」として、地元の人たちにサポート頂きながら、地元の人たちと一緒に作っていくような番組を目指します。
さらに、スタジオでは3つの目線で地元を解剖します。一つ目は福岡目線での地元在住芸人のゴリけん、二つ目は県外目線で東京出身ハリセンボンのお二人、そして三つ目は福岡出身の東京で活躍中の女優・吉瀬美智子が「地元とつながっていたい」と地元バラエティ番組に初挑戦します。
委員からは
- 全体的に面白い番組だったと思いました。
- 小倉食堂のママの話も、地元民の地元愛を感じてとても良かったと。
- ハリセンボンの春菜さんの仕切りがやはりうまいなぁと。
- 福岡側の目線から見ると、北九州は結構面白いんだなぁと素朴に感じたところなので、ぜひぜひ、逆も含めて紹介していただきたいと思いますし、このネタ探しというのは本当に大変だと思いますけれども、続いていけばいいなと。
- 「1番さんを探す旅」ということで、ロケでいろんな方々に聞きながら、しっかりと“人”に特化した形で掘り下げていくという企画は、ほかになくて、すごく良かったなと。
- 仲良くなった喫茶店を起点にいろいろなところに行くという形も、今までにないようなロケの仕方だと思いましたので、すごく面白かった。
- 赤木アナのカラオケ95点なんですけども、報道では見られない歌だとか涙みたいなのが見られたところはファンにとっては良かったのかなと。
- 小倉城のナイトクラブや居酒屋で小倉北区愛を熱く語るおじさんたちを見ていると、こちらまで明るく楽しくなりました。
- 福岡の地元の様子をしっかりとした取材で対応されている番組スタッフにエールを送りたいと。
- 各地の1番を調査して紹介するコーナー、これは、個性的な地元ならではのネタが出てくると新鮮で引きつけられましたし、自分も知らないこんなところがあったのかというのも、深掘りというか、知って、行ってみようと思うことにつながるので、看板コーナーになっていく可能性があるなと。
- 必死にならず、フワフワッとしたところがいいのかなぁという感じを受けました。
- 「ディープな小倉リサーチ」という文字が書かれていましたがぴったりはまっていたと。
- ゴリけんさんの優しい感じと、吉瀬さんのバラエティー初挑戦、それに春菜さんの、「春菜警察」と呼んでいるぐらいのあの組み合わせのアンバランスは、非常に好感度を持って見ました。
- 小倉北区の話ですが、先ほど言われた、「小倉井筒屋はお父さんが働いているから1番」と言っていた女子の話だとか、いろんなところを紹介して、言葉が激しいけど温かいですとか、ものすごく街を愛している方々が多いよなということで、いいなぁと思いました。
- 小倉食堂のお母さん。どんな小さい街にもああいう食堂があって、そういうお母さんがおられると。すごく素晴らしい方だなと思って見ていました。よく見つけたなぁと。だから取材も素晴らしかった。
- これからもいろんな地元のバラエティーをどんどん、難しい話ではなくて、地元の方を紹介していただければなと期待をしています。
- 番組を見て感じたことは、ご当地自慢というのはいいんですけども、ご当地バトルになるのはどうなのかなぁと。
- MCの4人が福岡の地元を直接回られるのかなというふうに思っていたんですけれども、ディレクターが取材していたものをバスの中でコメントするというスタイルだったので、正直ちょっとびっくりしました。
- 『じもちゃんねる』という文字の色を変えるのはいいんですけれども、他のテロップも黄色と緑が多用されていて、非常にビジーな感じを受けました。あとは、文字のフォントもいろんなパターンがありまして、何だかちょっと落ち着かないなと。
- 出演者につきましては、この回はコメントもそれなりに出ていましたし、掛け合いも少しあったと思うんですけれども、4人の個性がしっかりと出せているかというと、まだまだ出ていないなと。
- もう少ししっかりとその4人の中での掛け合いというものを見せてもらえたほうが良かった。
- 番組のMCの4人が街に出ていって、お店とか街の人と触れ合って一緒に番組を作っていくのかなと思っていた。
- 「歌うま探し」のコーナーですけど、コートを着たまま歌われているところも少し違和感があって、ちょっと駆け足感があったなと。
- バスはバス、ロケはロケという構成で戸惑いました。4人がどうしてバスに乗っているんだろうかという疑問というか、不可解さは最後までぬぐえませんでした。
- 「歌うまさんを探す」コーナーは、何を伝えたいのか焦点が定まっていない印象を受けました。文字どおり、歌のうまい人を探そうとしているのか、スナックをめぐる人々を描こうとしているのか、地元出身の赤木希さんの、個性がないと言われてきた、殻を破りたいという、コンプレックスに挑戦する姿を見せたいのか、よく分かりませんでした。
- テレビ番組でありますけども、なんかYouTubeに投稿された一つの映像のような雰囲気がしたなというのが印象。
- この番組の構成が、小倉北区と古賀市に分かれているんですが、地元のチャンネルだったらもう、1時間通して小倉北区で頑張っていただいたほうが良かったんじゃないかなと。
- バラエティーだけれども、1時間の中の視点をぶれずに、今回の番組はこの視点から切っていくぞとか、この視点で映像を作るぞとか、そういうことをぜひ局の人にはしていただきたい。
などの意見を頂きました。
局からは
- 今回、地元のバラエティー番組ということで、ゴールデン枠でチャレンジということで、本当に番組を生み出すということは大変だなというのを感じながら制作作業をやらせていただいています。
- 福岡の地元愛というのは、福岡全体の話ではなくて、ご近所レベルを愛してやまない人が多いということを、ロケをやっていて気づいた部分でもありまして、その偏愛が面白くもあって、知っている人からすると、そうだそうだという自慢であったりとか、知らない人から見ると、新しい発見だったりとか、その地元の魅力の再発見というところにつながると思いますので、こういったご近所レベルの面白さというのは追求していきたい。
- ゴールデンの枠で挑戦するということは、世代間の共感、若い方からご年配の方まで見ていらっしゃる枠なのでそういったところの共感度も上げていこうと思っています。
- 西鉄バスを毎回スタジオにするのかという意見も多かったのですが、このMC4人、この方々が地元にいるんだぞという姿を見せたいという思いで、もともとはお店を回ろうかというようなところであったんですけども、結果、バスにして、いろいろなところに行けるスタジオなんだよというのを見せていきたいなと思って、今は使っているところです。
- MC4人の魅力についてというところで、それぞれの方の印象などもお伺いしたんですが、やはりこの点は番組側がさらに工夫をする点だなと思っています。
などの説明をしました。
番組審議会事務局より
- 視聴者レスポンスについて
2024年5月に寄せられた視聴者ご意見などの件数および特徴を書面にまとめてご報告しました。