これまでの放送内容
2010年7月10日(土)
福岡の今を立体的にお伝えします。
▽長崎港の南西およそ17,5キロメートルに浮かぶ端島。明治時代から海底炭鉱として栄え、その人工的な姿から『軍艦島』と呼ばれています。わずか0,06平方キロのこの島には日本初の高層アパートが林立し、最盛期には5000人を超える人々が生活していました。当時としては最先端の産業都市で、屋上庭園や建物のユニバーサルデザインなど、その学術的価値も高いものがありました。1974年の炭鉱閉山で無人となり、廃墟と化した島は、今、世界的にも貴重な海底炭鉱遺構として、また日本の近代化の象徴として、その歴史的・文化的な価値が改めて見直されています。2008年には「九州・山口の近代化産業遺産群」のひとつとして世界遺産暫定リスト入りをし、昨年4月には上陸が解禁され、これまでに7万人以上が上陸しました。番組では、今、日本の「未来図」としても着目されている軍艦島を中心に、筑豊炭田(福岡県)の遺稿も紹介しながら「文化遺産」「生活遺産」の保存について考えていきます。 ▽いよいよ今月11日に迫った参議院選挙。未だに解決したとは言い切れない感のある普天間問題。そして俄かに噴き出した消費税問題。果たして有権者の審判は?直前情報です。 ※ 放送内容は変わることがあります。