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これまでの放送内容

2015年5月3日(日)

未帰還兵を探して

太平洋戦争の激戦地、フィリピン・レイテ島に今も残されている叔父の遺骨を探して70歳になる甥が旅に出る。果たして叔父の遺骨は日本に帰れるのか?

▼北九州市出身で、現在は佐賀県みやき町に住む塩川正隆さん(70)。NPO団体『戦没者を慰霊し平和を守る会』の理事長として沖縄などの戦地で遺骨を収集、慰霊し、遺品(日章旗・ペン・手帳など)を遺族のもとへ戻す活動を続けている。沖縄での遺骨収集の活動は10年に及ぶ。▼塩川さんは昭和19年生まれ。生後一週間の時に父親が召集され、沖縄で戦死。遺骨収集活動は父親の亡骸を故郷に戻したい、という思いからだったが、その思いは未だ叶っていない。父親の2人の弟はそれぞれフィリピン、シベリアで戦死している▼2014年、塩川さんの姿は、フィリピン・レイテ島にあった。父親の弟・塩川清隆さん(伯父)の遺骨と会うためだ。

制作局テレビ西日本(TNC)

2015年4月26日(日)

最期まで寄り添いたい~在宅医療を支える往診先生~

自宅で最期を迎えたいと願う患者や家族の願いをかなえるため奔走する若い医師を追う。医師が目指す理想と現実とは・・・今後の在宅医療についても考える。

2014年2月、佐賀県鳥栖市に在宅療養支援診療所「つつみクリニック」が開業した。訪問診療や往診を行う在宅医療に特化した診療所だ。院長は堤光太郎さん32歳。福岡大学で学び腫瘍内科医になった堤さんは、ある医師との出会いがきっかけで在宅医療の道に進むことに・・・高齢化が進み、10年後には65歳以上の高齢者が3割を超える日本、病院での受け入れは難しくなることが予想され、在宅医療のますますの充実が求められているがそこには課題も・・・24時間365日体制で在宅医療に奔走する堤さんの目標は「人生を終えるなら堤さんの所で」と言ってもらうこと。堤医師が考える理想と現実を追うとともに、今後の在宅医療についても考える。

出演者:堤光太郎(つつみクリニック院長) ナレーター:廣瀬仁秀(STSアナウンサー)

制作局サガテレビ(STS)

2015年4月19日(日)

限界集落に生きる

鹿児島県薩摩川内市東郷町にある本俣集落は平均年齢72歳、23世帯39人が暮らす限界集落。ふるさとを離れたくないが時代の流れには逆らえない人々の7年間を追った。

 鹿児島県の北、薩摩川内市東郷町にある本俣集落は平均年齢72歳、23世帯39人が暮らす限界集落である。集落民は代々林業に携わってきたが今は後継者がいない。集落の人口はここ数年間で急激に減少、集落民はあと何年自分たちのふるさとに暮らせるのか、その未来は描けないでいる。久保ノキさん(76)もその1人。主人も林業で暮らしていたが先立たれ、今は一人暮らし。子ども達は全員別なところで生活している。季節の節目には集落で採れた山幸を使ったヨモギ餅、チマキなどふるさとの食べ物を送り続けている。番組では、ふるさとを離れたくないが時代の流れには逆らえない限界集落の人々の7年間を追った。

出演者:【ナレーター】 山上真実(KTSアナウンサー)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

2015年4月12日(日)

島の美よう室

沖縄、渡名喜島に毎月10日間だけやって来て、島民の髪を切る美容師がいる。彼の姿を通し、島の生活や自然を描く。

人口およそ400人の小さな島、渡名喜。6年前、一人の男が島を訪れた。男は美容師だった。彼は島に美容室をつくり、毎月10日間だけ島に来て島民の髪を切るようになった。集落の古民家を改装した「島の美よう室」には、パーマをかける90歳のおばあ、日焼けした漁師、高校に進学するため、数ヶ月後には島を離れる中学生がやってくる。島に通う美容師を通して、魅力溢れる島の暮らしや自然を描く。

制作局沖縄テレビ放送(OTV)

2015年4月5日(日)

地方を発信する力 薩摩剣士隼人

鹿児島で知らぬ人はいない特撮ヒーロー「薩摩剣士隼人」。それを生み出した総監督・外山雄大(とやまたけひろ)さんを通して地方の良さを発掘し、発信していく力を探る。

 額には桜島を中心とした鹿児島県の形、胸には輝く丸十字の紋、刃の無い刀・無刃剣十字丸(むじんけんじゅうじまる)を携えた黒い剣士、「薩摩剣士隼人」は鹿児島で知らぬ人はいない特撮ヒーローである。隼人とボッケモンとよばれる精霊達が活躍するのは、テレビ番組に加え、各地で開催されるキャラクターショーや握手会、更には様々な企業・官公庁のイベントへと広がっている。そんな「薩摩剣士隼人」を生み出したのが総監督・外山雄大(とやまたけひろ)さん。幼い頃からウルトラマンに憧れ、中学生になるとオリジナルのヒーローを生み出した。外山さんは現在、監督業はもちろん構成、声優、キャラクターの造型に加え、プロデュース業などなんでもこなす。
地方の良さを発掘し、発信していくとはどういうことなのか。番組撮影にキャラクターショー、地域活性化プロジェクトの企画提案へと走り続ける外山監督の姿を追う。

出演者:「薩摩剣士隼人」外山雄大総監督 ナレーター:石原佳代子

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2024.08.04(日)

 コロナ禍で4年ぶりに開催された熊本県原爆死没者慰霊式典。「広島・長崎を最後にせんと行かん」と壇上でそう訴えたのは天草市に住む川原征一郎さん82歳です。自身も長崎原爆の被爆者です。3歳の時の被爆が自身の生き方や価値観に影響を及ぼしたのかも知れません。川原さんは命という言葉に敏感です。その想いを趣味の折り紙(動物)で表現し、地域の人々に命の尊さや平和の大切さを伝えています。折り紙のレパートリーは今や2000を超え、市民講座や小学校などにも講師として招かれ“折り紙先生”とも呼ばれています。折り紙を本格的に始めたのは、勤めていた水族館時代でした。見学に訪れた子ども達に折り紙を使って海の生き物(イルカ)の話をしたところ興味を持ってもらったのがきっかけでした。川原さんは海の生き物から気付かされたものが多く、特にイルカとは触れ合う日常の中で命との向き合い方を学びました。数奇な被爆体験がそうさせたのかも知れません。川原さんは還暦を過ぎた或る時、不思議な夢を見ます。写真の中でしか知らない父親が夢枕に現れたというのです。命の繋がりを実感した不思議な体験だったと述懐します。番組は、被爆した3歳のあの日から82歳になった今も歩み続ける川原さんの命の軌跡と希望の日々を描きます。

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