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これまでの放送内容

2015年9月20日(日)

新八郎の新獅子

熊本市の老舗人形店十代目の厚賀新八郎氏(71)が新町の獅子頭作りに初めて挑む。初めて公開された伝統の技。人形師歴50年の厚賀氏はどのような獅子頭を製作するのか。

江戸時代から続く老舗人形店の十代目・厚賀新八郎氏(71)は、熊本を代表する伝統工芸品「おばけの金太」を作っている。その厚賀氏に熊本新町獅子保存会から新しい獅子頭を作ってほしいという話が舞い込んできた。新町獅子は400年の歴史があり、熊本市の秋のお祭りに欠かせない存在である。そして厚賀氏にとっても、子供のころから馴染みのある獅子。代々受け継いできた技をいかしながら、日本で最大級の張り子の獅子頭に挑む厚賀氏を約300日にわたり追った。

出演者:【ナレーション】 尾谷いずみ(TKUアナウンサー)

制作局テレビ熊本(TKU)

2015年9月13日(日)

勝手農法~かごしま発 有機無農薬酵素栽培 西山ファミリー農園~

鹿児島県南九州市頴娃町に住む西山一さん家族は無農薬酵素栽培で野菜を育てている。四世代家族「西山ファミリー農園」の四季を追い日本の食・家族を考える。

 作物の柱はニンジンとサツマイモ、それに数十種類にも及ぶ豊富な野菜類。特にニンジンは糖度が11度もあり甘くて味が濃い。酵素を土と混ぜ土の中の微生物を活性化させ元気な土の中で野菜を育てる。結果として美味しい野菜が生まれてくるのである。
 TPPが解禁されれば日本の農業は危ないと言われているが“自分たちの勝手農法は独自の手法なので影響は無い。暮らしはそう楽ではないけど、身の丈に合った生活が出来れば十分家族と一緒に暮らせるから”と言い切る。
 番組では6次産業を実践している四世代家族「西山ファミリー農園」の四季を追い日本の食・家族を考える。

出演者:西山ファミリー 【ナレーター】 山上真実(KTSアナウンサー)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

2015年9月6日(日)

走れ!若武者 ラグビー日本代表・藤田慶和

イングランドで開催されるラグビーW杯で活躍が期待される藤田慶和選手。抜群のスピードでトライを狙う若武者の素顔に迫ります。

2015年秋にイングランドで開催されるワールドカップで活躍が期待されるラグビー界の新星・藤田慶和。非凡なアタックセンスとフィールドを切り裂く抜群のスピードでトライを狙う。東福岡高校時代はエースとして全国大会3連覇に貢献。その活躍から史上最年少の18歳で日本代表入りを果たし、初めての代表戦でいきなり6トライを挙げる圧巻のデビューを飾った。所属する早稲田大学ラグビー部では中心選手として活躍。ワールドカップアジア最終予選。勝てば本大会出場がかかった香港戦で先発メンバーに選ばれた藤田は、3トライを奪う活躍で日本代表の勝利に貢献。ところが、その後の国際試合で右肩を脱臼。手術を受けて戦線離脱した。ワールドカップ出場へ向けて黄色信号が点灯。復活に向けて苦しい闘いの日々を過ごすことになった。実戦復帰の舞台となったのは、大学ラグビー伝統の一戦「早明戦」。藤田は、この一戦で復活を目指した。自らのラグビー人生の原点は福岡という藤田。日本ラグビー界の若きトライゲッターが味わった栄光と挫折の一年を追いかけた。

制作局テレビ西日本(TNC)

2015年8月30日(日)

守られた伝統技術~戦時中の陶都有田~

第二次大戦中、有田の窯業界は金属の代用品として貨幣や手りゅう弾まで製造するよう求められた。この厳しい状況の中、伝統技術はどのように守られたのか。

70年余り前、有田の窯業界は戦時体制に組み込まれ金属の代用品としてコンロや水筒などの生活用品のほか、貨幣や軍事物資の手りゅう弾まで製造するよう求められた。一方美術品は優れた技術があるとする技術保存資格者制度に認定された香蘭社や今右衛門窯など4社と個人2人が物資の優遇配給を受けるなどして作陶活動に努めた。こうして伝統技術を継承した当時の職人たちの足跡を追った。

出演者:尾崎葉子 十四代今泉今右衛門 森啓輔 樋渡由治 岩崎常雄 篠原恵美子 竹重雅文 【ナレーター】 平川邦明

制作局サガテレビ(STS)

2015年8月23日(日)

ばんざい岩~奄美大島の戦争~

鹿児島県奄美大島本島の北の集落・佐仁。太平洋戦争中、出征兵を見送った神石がある。終戦から70年を迎えた今年、この“ばんざい岩”の記憶をたどる。

 奄美大島本島の北の集落・佐仁。“島唄と踊りは佐仁に行け”と言われるぐらい島唄が盛んな集落である。その集落の入り口に大きな岩がある。集落の人々はこの岩を“ばんざい岩”と呼ぶ。太平洋戦争中、佐仁集落からも多くの若者たちが戦地へと向かった。“ばんざい岩”が見える集落側の砂浜には、若者を送り出す家族と親戚、集落の人々が、出征する若者は“ばんざい岩”に立ち、ふるさとの風景を心に刻むのである。集落の唄者がオコレコレ(送るという意味)という出征兵を送る島唄を歌い始める。最後は砂浜の集落の人々が一斉にばんざいを始め、若者の姿が見えなくなるまで続いたという。終戦から70年を迎えた今年、当時を語れる人は数人だけである。番組では出征経験のある福忠勇さん(89)と、3歳のとき母親に抱かれて出征兵を送った前田和郎さん(76)の二人を訪ね“ばんざい岩”の記憶をたどる。

出演者:【ナレーター】 山上真実(KTSアナウンサー)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2024.08.04(日)

 コロナ禍で4年ぶりに開催された熊本県原爆死没者慰霊式典。「広島・長崎を最後にせんと行かん」と壇上でそう訴えたのは天草市に住む川原征一郎さん82歳です。自身も長崎原爆の被爆者です。3歳の時の被爆が自身の生き方や価値観に影響を及ぼしたのかも知れません。川原さんは命という言葉に敏感です。その想いを趣味の折り紙(動物)で表現し、地域の人々に命の尊さや平和の大切さを伝えています。折り紙のレパートリーは今や2000を超え、市民講座や小学校などにも講師として招かれ“折り紙先生”とも呼ばれています。折り紙を本格的に始めたのは、勤めていた水族館時代でした。見学に訪れた子ども達に折り紙を使って海の生き物(イルカ)の話をしたところ興味を持ってもらったのがきっかけでした。川原さんは海の生き物から気付かされたものが多く、特にイルカとは触れ合う日常の中で命との向き合い方を学びました。数奇な被爆体験がそうさせたのかも知れません。川原さんは還暦を過ぎた或る時、不思議な夢を見ます。写真の中でしか知らない父親が夢枕に現れたというのです。命の繋がりを実感した不思議な体験だったと述懐します。番組は、被爆した3歳のあの日から82歳になった今も歩み続ける川原さんの命の軌跡と希望の日々を描きます。

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