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これまでの放送内容

2023年1月24日(火)

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しあわせの刻(とき)

西彼時津町の画家夫婦は、ある日妻が進行性の難病だと診断される。衰弱していく妻を支えながら夫は懸命に介護する。大切な時間をかみしめるように暮らす夫婦の姿を追った。

 長崎県の西彼時津町に住む岩永夫妻は共に画家として活動してきた。ある日、絵がうまく描けなくなったことから妻が病に侵されていることが分かる。病名は「意味性認知症」。認知症全体でも1%に満たないという極めて症例が少ない進行性の難病だ。言葉の意味が理解できなくなってしまうために周囲とのコミュニケーションが取れない。そして次第に妻は言葉を発することも、感情を表すこともできなくなった。食事もうまく取れないためどんどん衰弱している。それでも夫は普段通りの生活を意識しながら、妻に絶えず話しかけ、食事や身の回りの世話をし、外出する前にはメイクも行う。弱っていく妻を見るのは辛いが、ただひたすらに妻への思いを貫きながら懸命に介護する夫。大切な時間を噛みしめるように暮らす夫婦の姿を追った。

出演者:【ナレーター】本田舞(テレビ長崎) 【ディレクター】松本栄里子/石橋亮一 【撮影】松本栄里子/宿輪大介/松本翔 【タイトル】原かの香 【MA】下田貴徳 【プロデューサー】鵜木健(テレビ西日本)/山口俊男(テレビ長崎) 【制作】テレビ西日本・テレビ長崎

制作局テレビ長崎(KTN)

2023年1月17日(火)

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まもって つないで~茅葺き屋根と器のものがたり~

「古い茅」を使って「新しい器」を焼く。日本の原風景を残すため、茅葺きの技術を後世に伝えるため、そこからさらに新しいものを生み出していく人たちの姿を描きます。

 古くから「焼き物の里」として知られる福岡県東峰村。400年以上の歴史をもつ窯元「高取焼宗家」は筑前黒田藩の御用窯を務め、一子相伝でその技を今に伝えています。宗家の「顔」ともいえる高取家の母屋は、日本の原風景のような茅葺き屋根。しかし、九州北部豪雨や毎年の大雨の影響もあり、劣化の一途をたどる一方です。去年の夏、「必ず再生し、美しい風景を取り戻す」という気持ちでクラウドファンディングに挑戦し、集まった資金で一番傷みが激しい一面を葺き替えることにしました。クラウドファンディングのリターン品は、高取焼宗家の器。屋根を葺き替えた後の古茅で釉薬を作り、「新しい器」に再生する計画です。日本古来の「なにもムダにしない」考えでの「ものづくり」は、現代の「SDGs」の考えにつながっています。代々、高取焼宗家で受け継がれてきた「秘伝書」にヒントを得て、焼きあがった器の色とは?
日本の原風景を残すため、また茅葺の技術を後世に伝えるため、そこからさらに新しいものを生み出していく人たちの姿を描きます。

出演者:ナレーション  津野瀬果絵(テレビ西日本アナウンサー)

制作局テレビ西日本(TNC)

2023年1月10日(火)

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先生になりたい

肢体不自由・視覚障害・聴覚障害のある橋本紗貴さんの夢は『学校の先生』。様々な壁にぶつかりながらも夢への挑戦を続ける彼女の姿を追った。

南関町に住む橋本紗貴さん。運動が大好きだった彼女は、中学2年の体育祭で突然倒れギランバレー症候群という神経の難病を発症し人生が一変する。目を覚ますと体が動かず、目も見えず、耳も聞こえない。いくつもの重い障害が重なる『重度重複障害者』となった。しかし当時の担任が寄り添ってくれたことで紗貴さんは学校の教員を志すことに。だが進学した高校では逆に先生から心無い言葉をかけらる毎日に心を痛めてしまう。『障害者も健常者も共に学べる社会に』。教員という夢を改めて強く意識していった彼女は、進学した大学では、複数のパソコンや聴覚補助器具などを机に並べ、機器を操作しながら健常者と同じ環境を自ら作り授業を受けていた。彼女の信念は「工夫し努力すれば出来ないことはない」。その言葉通り、熊本県では重度重複障害者の採用例はないものの、教員採用試験に挑戦。これまでの制度が壁となり一度は失敗するも、紗貴さんの諦めない気持ちと行動が徐々にその壁を取り払っていく。私たちは彼女が大学3年だった2017年から取材を開始。彼女が様々な困難に立ち向かい、一つずつ壁を乗り越え、夢へと挑みつづける姿を描く。

出演者:橋本紗貴さん

制作局テレビ熊本(TKU)

2022年12月20日(火)

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ようこそ長助村へ

武雄市山内町の小高い山の中にある自然体験塾「長助村」。薪を使ってご飯を炊き、お風呂を沸かすなど自分スタイルを貫く長助さんの生き方、自然との向き合い方とは。

佐賀県武雄市山内町に自然体験塾「長助村」があります。長助さん(74歳)の生活の場であり、訪れた人たちに自然を感じてもらう場です。
長助さんの住まいは、小さな山の中に作ったコンテナハウス。薪を使ってカマドでご飯を炊き、お風呂を沸かすという日常生活の中で電気はほとんど使いません。洗濯には雨水を使います。「ボタンひとつで何でもできる便利な世の中だけれども、少し手間がかかってでもこのようなことをすれば地球に優しいのでは。生きるためには少し苦労もしないといけないのでは。それを皆さんに伝えたい」と長助さんは言います。
自然体験塾では、カマドでのご飯炊き、ピザやバウムクーヘン作りなどができます。火を見たり、汗をかいたり、風の気持ちよさを感じたり。癒される五感を大切にしてほしいという長助さん。地震や洪水などでライフラインが止まった時、長助村で体験したことを思い出して生き抜いてほしいとも話します。
うっそうと生い茂る山々の状況を懸念している長助さんは、裏山を整備してオートキャンプ場を作ることにしました。緑の中で癒されながら、自然のことを考えるきっかけにしてほしいという思いが募ったからです。自ら手掛けるキャンプ場作りは5か年計画。長助さんの手間をかけた挑戦はまだまだ続きます。

制作局サガテレビ(STS)

2022年12月13日(火)

19年越しの花火

鹿児島市の花火製造所で爆発事故が発生してから19年、亡くした花火師仲間、自分を支えてくれた友人や家族のために花火とかかわり続ける花火屋・中河隆則さんの姿を追う。

 2003年4月11日、午後1時27分、鹿児島市の南国花火製造所で爆発事故が発生。当時リーダーだった中河隆則さん(59)は沖縄出張で事故を免れた。しかし実弟と花火師仲間9人を亡くした。その事故から19年、今年の4月30日に花火と音楽が融合する「桜島と芸術花火2022」が開催された。中河さんは事務局長とし活躍。秋田、山形など全国から花火屋が参加しておよそ1万3千発の花火が夜空を彩った。 中河隆則さんの19年。事故後の裁判で花火製造許可が取り消され花火を打ち上げる資格だけが残る。同じ会社名では仕事ができないところから始まり、幾度となく花火の世界から身をひこうと決意するも、亡くした花火師仲間、自分を支えてくれた友人や家族のために花火とかかわり続ける花火屋・中河隆則さんの姿を追う。

出演者:ナレーター:美川愛実(鹿児島テレビアナウンサー)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

次回放送内容

OA:2024.11.10(日)

笑顔のスポーツ、チアリーディング。アクロバティックな技を組み込んだ2分30秒の演技で、いかに観客を魅了できるかが採点される競技です。福岡工業大学附属城東高校チアリーダー部「ブルーエンジェルス」は、部員のほとんどが未経験からチアを始めたチーム。世界大会出場経験を持つ顧問の指導のもと、全国大会決勝の舞台を目指します。総勢約40人のチームを率いるのは、わずか5人の3年生。大怪我を乗り越え、1年ぶりに復帰したキャプテンを中心に、自身の葛藤やチームの問題にぶつかりながらも目標達成に向けて成長していきます。 部活に受験に懸命に取り組む、高校3年生チアリーダーの最後の夏に密着しました。

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