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これまでの放送内容

2014年6月8日(日)

海からエネルギーを取り出した男たち~佐賀大学海洋温度差発電~

いま世界が注目する海水の水温差で発電する自然エネルギー。佐賀大学と沖縄・久米島の海洋温度差発電(OTEC)プロジェクトに密着!

佐賀大学海洋エネルギー研究センターの池上康之教授。再生可能エネルギーのひとつ、海洋温度差発電(OTEC)のトップランナーとして世界を引っ張る佐賀大学研究者のひとりだ。OTECは海の無尽蔵なエネルギーを取り出せるため、1兆KWの発電が可能と言われている。欧米で研究が進んでいたが、安価な石油に押され世界的に研究はストップ。唯一、研究を進めていたのは佐賀大学だったが、佐賀では発電に適した深層水を取り出せず、実験は足踏状態となっていた。転機は2011年3月の東日本大震災。自然エネルギーが脚光を浴び、OTECも見直されだしたところに日本一の深層水の取水量を誇る沖縄・久米島の海洋深層水研究所と兼島盛吉さんが現れる。兼島さんは10年以上深層水を使って、農業や漁業などへの複合利用を研究し続けてきた第一人者。久米島の海水の温度差は海洋温度差発電に適していて、海洋深層水の複合利用推進のため、佐賀大学のOTECに注目していたのだった。プロジェクトが動き出した。久米島に佐賀大学仕様の50キロワット級のOTECが設置され、連続発電がスタート。いま世界が久米島のOTECプロジェクトに注目している。
「こんな技術は役に立たない」「難しい」と言われ続けてきた池上教授。日本最大級の深層水を10年以上、無事故で汲み上げてきた久米島町。海からエネルギーを取り出す男たちの熱意と絆の深さを伝える。

出演者:池上康之(佐賀大学教授) 兼島盛吉(沖縄県海洋深層水研究所主任研究員) 永田修一(佐賀大学海洋エネルギー研究センター長) 平良朝幸(久米島町長) 上原春男(佐賀大学元学長) 兼島京子 末崎幸生(佐賀大学名誉教授) 阿部聡参事官(内閣官房) 古堅勝也副参事(沖縄県商工労働部産業政策課) 西田恒平

制作局サガテレビ(STS)

2014年6月1日(日)

障害者魂

障害があっても自らの意思で生き方を決めたい!当たり前の権利を求めて闘い続ける人々を追った。

「せっかく選ばれて障害者になったと思うから、残せるものをつくりたい」そう宣言し、沖縄県自立生活センター代表の長位鈴子さんは、障害を理由とした差別をなくすための条例づくりに乗り出した。障害があるために施設での生活を余儀なくされている。障害があるためにバスにも乗れない。こうした社会を変える!障害者魂をかけた5年に及ぶ人々の記録。これまで障害があるが故に社会での経験や夢を奪われてきた障害者たち。ある男性は条例づくりをきかっけに施設を出て、念願の地域でのひとり暮らし「自立」を目指すが、そこに待ち受けていた試練とは…。

制作局沖縄テレビ放送(OTV)

2014年5月24日(土)

合言葉は灰テンション!~海潟温泉再生会のキセキ~

鹿児島県垂水市の海潟温泉再生会が仕掛けたユニークな企画が、桜島の火山灰の灰取りをスポーツとして競う「スポ灰」。“世界初”のイベント「スポ灰県大会」に密着した。

 鹿児島県垂水市海潟地区は、養殖カンパチの生産量日本一の漁業の町だが、かつては指宿・霧島と並ぶ温泉地として賑わいをみせていた時代があった。過疎・高齢化が進み、町の将来を危惧する若者たちが集まり「海潟温泉再生会」が結成された。代表の和田将史さんは海潟でクリーニング業を営む3代目。40名を超えるスタッフとともに、様々な企画を実行し話題作りを行ってきた。
 海潟温泉再生会が仕掛けたユニークな企画が、桜島の火山灰を集める「灰取り」をスポーツとして競う「スポ灰」。面倒な灰取りをスポーツにすることで、楽しく役に立つイベントにしたいとスタッフは奮闘した。“世界初”のイベント「スポ灰県大会」に密着、約1年半の海潟温泉再生会の活動を追った。

出演者:「海潟温泉再生会」の皆さん ナレーター:タマリ(KTSタレント)

制作局鹿児島テレビ放送(KTS)

2014年5月18日(日)

救える命を救いたい~大分県ドクターヘリ導入から1年~

大分県内を20分以内でカバーすることが可能なドクターヘリの運用が始まって1年。高度救命救急医療チームの活動を追った。

2012年10月大分県でドクターヘリの運航が始まった。ドクターヘリは大分県全域を20分以内でカバーする。
救命救急用の医療機器を装備しており、搭乗した医師や看護師らが現場で緊急医療を行うことができるため、地域医療の格差解消に大きく貢献すると期待されている。
この番組ではドクターヘリ導入に尽力した石井圭亮医師をはじめとする高度救命救急医療チームの活動の1年を追った。

出演者:大分大学医学部附属病院救命救急センター石井圭亮医師ほか高度救命救急医療チーム

制作局テレビ大分(TOS)

2014年5月11日(日)

186年目の刺繍~長崎刺繍ただひとりの職人~

江戸時代に栄えた長崎刺繍。今年の長崎くんちで、186年ぶりに復元された作品が披露されました。ひとりの職人を通して、長崎刺繍の今を見つめます。

長崎刺繍の技術を持つ、だたひとりの職人。嘉勢照太さん。長崎刺繍は江戸時代に栄えた長崎の伝統工芸です。絵でもあるような、彫刻でもあるような、それでいて煌びやかで立体的。嘉勢さんは12年間かけて、江戸時代に制作された16種類29匹の魚で構成される作品『魚尽し』の復元をしています。魚尽しは長崎くんちの踊り町・万屋町の傘鉾の垂れで、186年前に作られたものを大切に使っていました。今年の長崎くんちで186年ぶりに披露されました。

出演者:嘉勢照太さん ほか

制作局テレビ長崎(KTN)

次回放送内容

OA:2024.08.04(日)

 コロナ禍で4年ぶりに開催された熊本県原爆死没者慰霊式典。「広島・長崎を最後にせんと行かん」と壇上でそう訴えたのは天草市に住む川原征一郎さん82歳です。自身も長崎原爆の被爆者です。3歳の時の被爆が自身の生き方や価値観に影響を及ぼしたのかも知れません。川原さんは命という言葉に敏感です。その想いを趣味の折り紙(動物)で表現し、地域の人々に命の尊さや平和の大切さを伝えています。折り紙のレパートリーは今や2000を超え、市民講座や小学校などにも講師として招かれ“折り紙先生”とも呼ばれています。折り紙を本格的に始めたのは、勤めていた水族館時代でした。見学に訪れた子ども達に折り紙を使って海の生き物(イルカ)の話をしたところ興味を持ってもらったのがきっかけでした。川原さんは海の生き物から気付かされたものが多く、特にイルカとは触れ合う日常の中で命との向き合い方を学びました。数奇な被爆体験がそうさせたのかも知れません。川原さんは還暦を過ぎた或る時、不思議な夢を見ます。写真の中でしか知らない父親が夢枕に現れたというのです。命の繋がりを実感した不思議な体験だったと述懐します。番組は、被爆した3歳のあの日から82歳になった今も歩み続ける川原さんの命の軌跡と希望の日々を描きます。

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