これまでの放送内容 -テレビ西日本(TNC)-
2025年9月21日(日)

スクリーンに生きる 幻の〇ト部隊
太平洋戦争末期に制作された戦意高揚映画。同作にエキストラとして出演した旧陸軍部隊はその後、戦地で地獄の「飢餓戦」を余儀なくされ大半が戦死。彼らの最後の叫びとは…
太平洋戦争末期に制作・公開された、戦時下の福岡を舞台とした映画「陸軍」。陸軍省後援の、いわゆるプロパガンダ映画だ。監督として白羽の矢が立ったのは「二十四の瞳」など、後に数々の名作を手がけることになる木下惠介。“戦意高揚”を目的とした映画だが、“反戦”とも伺えるシーンを忍ばせる。この映画には、福岡などから召集された本物の陸軍部隊・通称「〇ト部隊」が出演していた。沿道で多くの人々が国旗を振った、盛大な行軍シーン撮影。しかし、実際の出陣は映画とは大きくかけ離れたものだった。その後、戦地・フィリピンで地獄の「飢餓戦」を余儀なくされ大半が戦死した「〇ト部隊」。兵士たちの最後の叫びとは…
制作局:テレビ西日本(TNC)

2025年8月3日(日)
追憶の部屋~戦地からの便り~
大刀洗平和記念館の「追憶の部屋」と呼ばれる遺影コーナーに米兵の写真が飾られている。遺族たちは一様に、戦地から送られてきた手紙を大切に保管していた。
のどかな田園が広がる福岡県大刀洗町。かつてこの地には“東洋一”と謳われた旧陸軍大刀洗飛行場があった。ここには航空隊の若い兵士や教官をはじめ、勤労動員の学生や女子挺身隊など、多くの若者たちが勤務し、働いていた。
太平洋戦争末期、この地はB29の爆撃にさらされた。6回におよぶ空襲で、飛行場は壊滅的な被害を受けた。現在、飛行場の跡地にたつ筑前町立大刀洗平和記念館。ここでは、大刀洗飛行場に関わった戦没者たちの記録と記憶を今に伝えている。その館内の一画、「追憶の部屋」と呼ばれる遺影コーナーに米兵の写真が飾られている。
遺影の人物の遺族に会うためアメリカを訪れ、インタビューを敢行。遺族たちは一様に、戦地から送られてきた手紙を大切に保管していた。戦後71年、海の向こうにも家族を失った人たちの悲しみがあった。
制作局:テレビ西日本(TNC)

2025年5月18日(日)

チアがある!~青春をかけた2分30秒~
福岡工業大学附属城東高校チアリーディング部。約40人の部員を率いるのは、わずか5人の3年生。競技時間2分30秒に青春をかけた、彼女たちのひと夏を追いかけました。
笑顔のスポーツ、チアリーディング。アクロバティックな技を組み込んだ2分30秒の演技で、いかに観客を魅了できるかが採点される競技です。福岡工業大学附属城東高校チアリーダー部「ブルーエンジェルス」は、部員のほとんどが未経験からチアを始めたチーム。世界大会出場経験を持つ顧問の指導のもと、全国大会決勝の舞台を目指します。総勢約40人のチームを率いるのは、わずか5人の3年生。大怪我を乗り越え、1年ぶりに復帰したキャプテンを中心に、自身の葛藤やチームの問題にぶつかりながらも目標達成に向けて成長していきます。
部活に受験に懸命に取り組む、高校3年生チアリーダーの最後の夏に密着しました。
制作局:テレビ西日本(TNC)

2025年5月11日(日)

しあわせになあれ
国指定の難病「ALS」と闘いながら、顧問を務める合唱部の子供たちと共に全国大会を目指す小学校教師。彼にとっての「しあわせ」とは?3年間に密着しました。
福岡県北九州市立日明小学校で合唱部の顧問を務める竹永亮太先生(35)。子供たちから慕われる竹永先生は国指定の難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」、その中でもわずか1割とされる遺伝性の「家族性ALS」と闘っています。妻の三央さんには「子供が欲しい」という思いもありましたが、竹永先生は「自分の介護」と「子育て」が重なることへの不安を感じていました。そんなとき、希望の光となる国内初のALS治療薬の治験を受けることに。体を動かせる貴重な時間は合唱部の子供たちと向き合い、目標とする全国大会「金賞」を目指します。竹永先生にとって「しあわせ」とは?
難病と闘いながら挑戦を続ける竹永先生の3年間に密着しました。
制作局:テレビ西日本(TNC)

2025年4月20日(日)

じぶんだけの色 画家・太田宏介が描く世界
思いを形にするのは、絵の具を混ぜ合わせてつくる「じぶんだけの色」。心のままに描き、自由に生きる、自閉症の画家のほのぼのとした日常に密着しました。
独自の色彩でキャンバスを彩る、福岡県在住の画家・太田宏介さん。海外でも個展を開く人気画家ですが、重度の自閉症を患っており、もともとは表現することが苦手でした。気持ちを言葉や行動に表すことができず、奇声を上げて暴れる日々。そんなとき、近所の絵画教室に出会い、宏介さんは絵の具を混ぜ合わせてつくる「じぶんだけの色」で、初めて思いを形にできました。その喜びは、宏介さんの生き方を変化させ、周囲の人々にも影響を与えていきます。
心のままに描き、自由に生きる。宏介さんの、ほのぼのとした日常に密着しました。
制作局:テレビ西日本(TNC)
