今週の日記は37度8分の微熱でロケを休んだ矢野ペペです。
今回の旅はゴリパラのオープニングその他諸々の曲を使わせてもらってるカルメラさんに歌詞を相談しに行く特別編。
目的地はライブが行われる奈良。移動手段は飛行機。
もちろんANAやJALは2万年早いという事で格安のピーチで関空に到着。
とりあえず奈良は明日という事で僕ら三人が住んでた街大阪でそれぞれの当時の家を回る事に。まずゴリさんが住んでいたマンションに行きましたが、この思い出パターンは当人以外はどこにでもある普通のマンションなんで他の二人は感情は無。
一人感慨に耽るゴリさんはインスピレーションを受けて「ネバーチェンジ」という歌詞を入れたいと提案。ガッツリ長渕をパクる手癖の悪さ。結局「ベリーネバーチェンジ」というこの世に無い英語を作り出して終了。
次は斉藤の家へ。一軒家なんですが親父の借金で今は人手に渡り、その親父は蒸発して、出てきた思い出エピソードはエアガンで撃たれた話や酔って暴れる親父から逃げる為に屋根伝いに隣の家に避難するとか本にしたらソコソコ売れそうな、がばい話ばかり。
出てきた歌詞は「デンジャーゾーン」で終了。次は僕の家なんですがめんどくさくなったデブとチビは強引に一献へ。
ホテルから一番近い焼き鳥屋へ迷う事なく入店。どんだけ飲みたかったんでしょう。
ノーマルの焼き鳥から創作焼き鳥まで美味しく頂き酒も進むと斉藤の兄貴の結婚式の話に。今までずっと仕送りをもらったりライブがあったら大阪から福岡まで観に来てくれたりと自分の事より斉藤を優先して支えてくれた兄貴が結婚するのに祝儀をビタ一文払っていないという事実が発覚。
今から財布の金を振り込めと言うとヤツは「・・このお金は・・大阪でブレイクしようと思って・・。」と夜の街で使うというなかなかのクソ発言。
僕とゴリさんで泣くまでお説教して一日目終了。
二日目は僕の住んでた家というか今もバリバリ親が住んでる団地に。
しかしよく行ってたスーパーを中心としたいくつかのお店が集まってた所は9割がシャッター。
思い出の欠片も見つかりませんでした。そのあと無理矢理、親父を呼び出されデブとチビが人の親を「広二」と呼び捨てで呼ぶ悪ノリがスタート。
二、三発ビンタをお見舞いして終了。
親父の口から初めて孫という単語が出てきて僕の歌詞は「プレッシャー」に決定。
そして目的地の奈良へ向かい途中名物のスタミナラーメンを食べてライブ会場に。
カルメラの皆さんと挨拶を交わして本題の歌詞の話をしようとしたらゴリさんが「矢野のボーカルには納得いってないんです。」とオーディションをリクエスト。まず僕がいつものミスチルを平坦な歌声、小鳥のような声量、しかし感情を込めて歌い上げました。続く斉藤はゆずの栄光の架け橋。しかしプロの人の前、テレビ、マジで歌うという緊張の三拍子が揃った場面でカッスカスの歌声。さらに歌に自信のあるゴリさんもその状況に呑まれ大友康平さんより歌ってるであろうハウンドドックの涙のバースデーがこっちが恥ずかしくなる中途半端なモノマネに終わり結果ボーカルは矢野。
そのあとリハのステージに僕だけ上がらせてもらいましたが僕は僕でノリがわからず動きはマリオネット。三人のメンタルの弱さが出た旅でした。
P,Sそれぞれが考えたフレーズは恥ずかしくて発表できませんでした。
旅日記
2014.03.14