佐賀県武雄市の左官職人。高い技術と独自の遊び心を持ち、土にこだわった環境にやさしい建物づくりを目指している。
佐賀県嬉野市の旅館「大村屋」。フロントや客室の多くの壁を田﨑が手掛けている。その確かな腕と遊び心を信頼され、「自由に」とオーダーされることもあったという。そこにも田﨑の壁に対する哲学があった。
古くから残る日本家屋の再生・保存に尽力する田﨑。佐賀市にある、築200年以上の山口亮一旧宅もそのひとつ。田﨑の手によって塗られた、真っ白な漆喰の壁は完成当時を想起させる。
日本家屋や店舗、旅館など様々な壁を手掛ける田﨑。自然由来の材料を大切にし、その土地の土にこだわりを持つ。4年前に手掛けた、佐賀空港プレミアムラウンジの個室。その壁には佐賀県内のあらゆる土を使った。
優れた技術を持つ九州各地の匠たちを紹介している「匠の蔵」。11月の匠は、佐賀県武雄市の田﨑龍司さん。優れた技術と遊び心を持ち、土にこだわり、環境にやさしい建物づくりを目指す匠。ぜひご覧ください!