宮古島のマンゴー栽培のパイオニアで、人気の観光農園「ユートピアファーム宮古島」の創設者。2022年、黄綬褒章を受章。
8年前、社長を息子の元氣に譲り、現在は会長としてマンゴーなど、植物の手入れを続けている上地。66歳となった今さらに農業でやりたいことが山ほどあるという。
マンゴー栽培をはじめた当初、苦難が多かったという上地。栽培に適していなかった土壌、大型台風で農園の倒壊、コロナ禍の休業。どんな困難があっても、手入れを欠かさず強い思いをもって継続してきたという。
代々農家の家庭で育った上地は、農業に特別な魅力を感じ就農。しばらくはスイカの生産を中心としていたが、35歳で出会ったマンゴーの味に衝撃を受け、栽培を決意。自らの手で生み出せることに幸せを感じるという。
上地が手掛けた観光農園「ユートピアファーム宮古島」。ブーゲンビレアをはじめとした南国の花が咲き乱れる、人気の観光スポット。満開の時期を迎えたマンゴー園で栽培の極意を聞いた。
優れた技術を持つ九州各地の匠たちを紹介している「匠の蔵」。5月の匠は、沖縄県宮古島市の上地登さん。約30年前に出会ったマンゴーに魅了され栽培を開始。66歳となった現在も大好きな農業で挑戦し続ける匠。ぜひご覧ください!