本場ドイツのコンテスト初出品で、金銀銅賞を獲得する快挙を成し遂げ、独特の製法でハム・ソーセージをつくり続ける。
もともと養豚の盛んな町だった佐賀県太良町。匠のハム・ソーセージは、そのふるさと納税返礼品として町の顔とまでになった。しかし、匠にはさらなる夢がある。西日本では難しいとされる長期熟成生ハムづくりだ。
取引先の助言がきっかけで、本場ドイツのコンテストにハム・ソーセージを出品した匠は、20品目のうち18品目が金銀銅賞を受賞という快挙を成し遂げた。その後、地元でのPRが功を奏し、脚光を浴びる事となる。
匠は食肉加工の勉強をするために、関東の大学へ進学。その後、ハムメーカーで業界の基礎を学び、地元に戻り加工にも乗り出す。知り合いとの話がきっかけで無添加のハム・ソーセージづくりにも挑戦する。
地元佐賀県太良町の山あいに昨年移転したばかりの新社屋に、匠を訪ねる。およそ50種類の食肉加工品をつくっている匠のおすすめ「肉フランク」を歌人・俵は食し、そのゴリゴリした肉肉しい食感を体験。
優れた技術を持つ九州各地の匠たちを紹介している「匠の蔵」。9月の匠は、佐賀県太良町の田嶋征光さん。本場ドイツの食肉加工コンテスト初出品で、金・銀・銅賞を受賞。独特な製法でハム・ソーセージをつくっている匠の“志と技”、ぜひご覧ください!