季節の色を重ねて作る葉っぱの集合体「アートリーフ」を自ら考案し、宮崎の様々な場所を心和む空間へとデザインする。
青島の海辺にあるホテルのロビーを「アートリーフ」でデザインした匠。ホテルを訪ね、アートリーフを見て喜んでくれるお客様があくまでも主人公であり、葉っぱ達はあくまで主人公だと感じている。
宮崎の空間デザイナーの第一人者として活躍してきた匠は、コロナ禍に大病を患った。季節の色を追いかけてきた人間が、その季節を追う事ができず落ち込んでいた時、周りの皆さんは待っていてくれた。
ビニールレザーに、アクリル絵の具で色を付け、葉っぱの形に切って、指で表情をつけ、一枚の「アートリーフ」が完成する。機械に頼らず、一葉一葉に心を込めて自分の手で作り上げる、その真意とは?
匠は、空の玄関口「宮崎ブーゲンビリア空港」をはじめ、ホテル・銀行の空間を造花や、手作り葉っぱ「アートリーフ」でデザインする。コロナ禍では、仕事が激減したが、自分の中で再確認した事もあった。
優れた技術を持つ九州各地の匠たちを紹介している「匠の蔵」。2月の匠は、宮崎県宮崎市の岡美智子さん。葉っぱの集合体で四季を表現。それを「アートリーフ」と名付け、宮崎を代表する空間デザイナーとして活躍する匠の“志と技”、ぜひご覧ください!