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匠の蔵 ―HISTORY OF MEISTER―

「匠の蔵」~HISTORY OF MEISTER ~
「匠」達の技を確立するまでの生い立ちはどのようなものだったのか。
どのような苦節を経て今に至るのか。

彼らが繋いできたもの、未来へ繋ぐものは何なのか。

紹介した匠たち

沈 壽官

沈 壽官

薩摩焼400年の歴史を今に伝える匠。「私の作品」ではなく「私たちの作品」―そこに込められた意味とは。

  • 2022年11月27日(日) 21:54 ~

    沈 壽官

    相互許容

    1598年、初代の沈当吉は豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮半島で捕らえられ薩摩の地に連行された。その後、初代は薩摩に定住し、薩摩焼の礎を築くことになる。今年、韓国・金浦市に沈家の墓が見つかり、十五代は424年越しの墓参りを叶えた。駐鹿児島韓国名誉総領事でもある十五代は、捻じれて久しい日韓関係を憂う。

  • 2022年11月20日(日) 23:09 ~

    沈 壽官

    動かないものが周囲を動かす

    沈壽官窯の敷地内に『沈家伝世品収蔵庫』がある。ここは薩摩焼の歴史を知るとともに、歴代の作品を見ることができる博物館だ。十五代は自作を語るとき「私の作品」とは言わない。「私たちの作品」と複数形を使う。「私たち」とは、現在、工房で一緒にモノづくりに励む仲間とともに、400年以上にわたり伝統と技術を守り抜いた先祖が、自分の中にあるからだという。

  • 2022年11月13日(日) 21:54 ~

    沈 壽官

    人間にしか作れないアナログの価値

    薩摩焼には大きく分けて白薩摩と黒薩摩がある。古くから藩主など上流階級が使ったのが白薩摩。庶民の日用品として愛用されたのが黒薩摩だ。沈壽官窯は民芸チームとコラボし、普段使いの白薩摩を作った。100円ショップでも器が手に入る時代に、十五代は手仕事による製品の良さを多くの人に伝えたいと語る。

  • 2022年11月06日(日) 21:54 ~

    沈 壽官

    試行錯誤を繰り返す

    鹿児島県日置市の沈壽官窯。薩摩焼400年の歴史を今に伝えるのが十五代沈壽官だ。沈壽官窯では伝統的に分業制で作品を制作する。ろくろ形成、繊細な彫り、絵付け・・・。長きにわたり守られてきた技術と共に、新たな試みも続けている。白薩摩の原料である粘土を鹿児島県内で掘り当て、新たな白薩摩を制作中だ。

  • 見どころ

    沈 壽官

    優れた技術を持つ九州各地の匠たちを紹介している「匠の蔵」。
    11月の匠は薩摩焼の15代沈壽官さん。取材を担当した歌人・俵万智さんとナレーション担当のジョン・カビラさんが見どころを語ってくれました。

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