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TNC NEWS
放送予定日 2024/12/01(日) 05:30 〜
「空が教える天気のサイン」
天達武史(気象予報士)
日ごろから「天気予報」を見るなどして、最新の情報をしっかりと受け取ることもとても大事ですが、みなさんが実際に見て、聞いて、歩いてみて分かることも実はたくさんあります。「観天望気(かんてんぼうき)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。空や動物を見たりして天気を予想することを言います。例えば、「夕焼けの翌日は晴れる」とか、「つばめが低く飛ぶと雨が降る」と昔から言われていますが、これも観天望気です。ハケでさっとはいたような薄い雲「巻雲」は、上空5千メートル以上のところに出る氷でできた雲です。この雲が出たときは、安定した天気が続きます。そして、富士山など高い山の近くで見られることが多いのが「吊るし雲」。一度出ると同じ場所にとどまっていることが多いため、見つけやすい雲です。山を越えてきた風と山の周りをまわってきた風がぶつかるところにできるため、風が強くなり、天気が荒れるサインと言われています。それから、星を見たときに、いつもよりキラキラチカチカまたたいている夜があります。そんなときは、上空で風が乱れています。その乱れた風が翌日地上に下りて来ることがあるので、星がチカチカ見えたら風が強くなるかもしれないと考え、翌日は洗濯物をしっかり止めて干すなどしてください。他にも、空にはいろいろなヒントが隠されています。ぜひ、最新の予報を確認しながら空も見上げて、日々の生活に役立ててください。
講師/天達武史(気象予報士)
司会/北村花絵(テレビ静岡アナウンサー)
手話通訳/石川ありす
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