今や全国から引き合いのある福岡県産のﾌﾞﾗﾝﾄﾞｲﾁｼﾞｸ｡

｢物流の2024年問題｣でﾄﾗｯｸの輸送能力低下が懸念される中､空路での試験輸送が21日から始まりました｡

福岡県直方市にあるJAの販売ｾﾝﾀｰに集められたのは､福岡県のﾌﾞﾗﾝﾄﾞｲﾁｼﾞｸ｢とよみつひめ｣｡

強い甘みとなめらかな食感が特徴で､全国から発注が相次いでいます｡



この日は関東の有名洋菓子店に向け約900玉を出荷｡

これまでは10時間以上かけて陸路で輸送されてきましたが…



◆記者ﾘﾎﾟｰﾄ
｢北九州空港です｡とよみつひめは今回､ﾄﾗｯｸではなく､航空機で首都圏まで運ばれるんです｣

陸路ではなく空路で輸送｡

今年4月に施行された働き方改革関連法により､ﾄﾗｯｸﾄﾞﾗｲﾊﾞｰの労働時間の上限導入でﾄﾗｯｸの輸送能力の低下が懸念される｢物流の2024年問題｣に対応するため､県とJAが新たな運搬ﾙｰﾄ構築しようと試験的に航空機での輸送を始めました｡



◆JA全農ふくれん　保坂裕二さん
｢品質がきちんと維持されたままお客様のもとに届くかどうか､結果を検証した上で今後継続するのか､別の品目まで波及するのか､そういったところを考えていきたい｣

｢とよみつひめ｣は21日夜に北九州空港を出発し､22日には首都圏の洋菓子店に並ぶ予定です｡