福岡市のJR博多駅近くで起きた女性刺殺事件で､逮捕された元交際相手の男は､発見時にだてﾒｶﾞﾈを着用するなど変装していたことが分かりました｡



福岡市博多区の飲食店従業員･寺内進容疑者(31)は､16日午後6時すぎ､JR博多駅近くの路上で､元交際相手の川野美樹さん(38)を刃物で十数回刺して殺害した疑いで､18日午後6時すぎに逮捕されました｡

寺内容疑者は事件直後から逃走していましたが､捜査関係者によりますと､18日午前6時ごろ｢中洲付近で寺内容疑者を見かけた｣という情報提供があり､｢見当たり捜査｣を行っていた捜査員が約5時間半後に自宅から900ﾒｰﾄﾙほどの場所を1人で歩く寺内容疑者を見つけたということです｡



発見時､寺内容疑者はだてﾒｶﾞﾈとﾏｽｸを着用し､ﾌｰﾄﾞ付きの服を着てﾌｰﾄﾞを被っていたということです｡

◆発見現場付近にいた人
｢あとからもどんどん来たので(捜査員の人数は)最終的には15人くらい｡物々しさが半端じゃなかったので｣

寺内容疑者は調べに対し容疑を認めていて､捜査本部は潜伏先についても調べています｡

(｢見当たり捜査｣:容疑者の顔写真や身体的特徴などを記憶した捜査員が､繁華街や駅などの雑踏､容疑者の立ち寄り先周辺などから､直接目で見ながら容疑者を探す捜査手法のひとつ)