搭載されたﾄﾞﾗｲﾌﾞﾚｺｰﾀﾞｰが決定的な瞬間を見逃しませんでした｡

福岡県北九州市の飲食店の駐車場で起きた｢当て逃げ｣の一部始終です｡



11月23日の未明､北九州市内のﾗｰﾒﾝ店の駐車場です｡

止めてあった車のﾄﾞﾗｲﾌﾞﾚｺｰﾀﾞｰが1台の黒い乗用車をとらえていました｡

ﾊﾞｯｸでゆっくり近づいて来る乗用車｡

すると次の瞬間-

◆ﾄﾞﾗﾚｺに収録された音
｢ｺﾞﾝ!｣

鈍い音を立てて､この車に接触してしまいました｡



八幡西区にあるこの店の駐車場は当時､満車に近い状態で､黒い乗用車は狭いｽﾍﾟｰｽで方向転換しようとして接触事故を起こしたとみられます｡

被害に遭った車の持ち主は-

◆被害にあった男性(19)
｢貯めたﾊﾞｲﾄ代とかお小遣いでｺﾂｺﾂﾊﾟｰﾂを買ったりしていて､とても好きな車なので､ぶつけられたのがｼｮｯｸですね｡悲しいです｣



被害者の男性は19歳の大学生｡

ｱﾙﾊﾞｲﾄ代や小遣いをつぎ込んだ愛車の無残な姿にｼｮｯｸを隠しきれません｡

さらに､黒い車を運転していたとみられる人物は､接触の後､別のｽﾍﾟｰｽに車を止めて被害者の車を確認しますが､何も告げずに走り去ってしまいました｡



◆被害者
｢一度ぶつけたのを見て逃げているので､(接触したと)普通に教えてくれたら良かったのになと思います｡悲しいです｣

ﾄﾞﾗｲﾌﾞﾚｺｰﾀﾞｰがとらえていた当て逃げの一部始終｡

男性は映像と合わせて被害届けを出していて､警察が捜査に乗り出しています｡