元交際相手の女性のﾌﾞﾗｼﾞｬｰに覚醒剤を隠し持っていた疑いで､16日､42歳の男が再逮捕されました｡

男は10月にも､この元交際相手に罪をかぶせようと覚醒剤などを女性宅に隠し持っていた疑いで逮捕されています｡

逮捕されたのは､福岡県小郡市の無職･江頭勇樹容疑者(42)です｡

粕屋警察署によりますと､江頭容疑者は去年2月､福岡市博多区の当時の自宅で､元交際相手の女性のﾌﾞﾗｼﾞｬｰに覚醒剤0.001ｸﾞﾗﾑを隠し持っていた疑いです｡



当時､江頭容疑者は､同棲していた交際相手の女性が外出中に｢同棲中の女性のﾌﾞﾗｼﾞｬｰから白い結晶が見つかった｡来てほしい｣と自ら110番通報しました｡

訪れた警察がﾌﾞﾗｼﾞｬｰのﾎﾟｹｯﾄ部分から白い結晶を発見､押収し鑑定した結果､覚せい剤と判明｡

警察が訪問後に帰宅してきた女性に尋ねたところ｢知らない｣と関与を否定したため､さらに詳しく捜査したところ､江頭容疑者による犯行の疑いが強まり､今回の逮捕に至りました｡

調べに対し､江頭容疑者は｢交際相手から別れ話を切り出された｡裏切られたという気持ちで､嫌がらせのためにﾌﾞﾗｼﾞｬｰに覚醒剤を入れました｣などと供述し､容疑を認めているということです｡



江頭容疑者は去年8月､この元交際相手の女性に罪をかぶせようと女性宅の天井裏に覚醒剤やMDMAを隠した疑いで今年10月に逮捕されていました｡

今回､これらの事件とは別に､去年9月に覚醒剤などを入れた封筒を親族の自宅玄関付近の植木に置いた疑いでも再逮捕されています｡