盗まれたのは運転手の財布でした｡

ﾀｸｼｰの車内で起きた事件｡

犯行の瞬間をﾄﾞﾗｲﾌﾞﾚｺｰﾀﾞｰが記録していました｡

<8月13日　早朝に撮影されたﾀｸｼｰのﾄﾞﾗｲﾌﾞﾚｺｰﾀﾞｰ映像>

福岡市中央区｢親不孝通り｣を走行中､1人の男性がﾀｸｼｰを停車させました｡

車内に乗り込んできたのは男女4人｡

運転手は助手席に置いていたﾊﾞｲﾝﾀﾞｰなどをどかして席を空けていますが…

よく見ると…

運転手の茶色の財布だけは残っています｡

助手席の男は財布の存在を知ってか知らずか､財布の上に座ってしまいました｡

◆車内やりとり
運転手｢どちらまで?｣
助手席の男｢まっすぐ行ってもらって｣

ﾀｸｼｰは｢親不孝通り｣から｢大名｣まで男女4人を乗せて走行｡

◆車内やりとり
助手席の男｢ﾌｧﾐﾏの奥を右で｣
運転手｢これを右ね｣

ﾀｸｼｰは間もなく停車｡

助手席の男がいち早く車から降りていきました｡

しかし､次の瞬間､降りた男が助手席に手を伸ばし､置かれていた財布をためらいなく取ってしまいました｡

運転手は利用記録の記入に気を取られ､財布が盗まれたことに気づいていません｡

盗まれた財布には､現金5万円の他､保険証や車の鍵などが入っていたということです｡

◆運転手
｢どうもありがとうございました｣

礼儀正しい運転手をあざ笑うかのような犯行｡

男性運転手は警察に被害届を提出｡

警察は､窃盗事件として捜査を進めています｡