左足首の靭帯損傷で離脱している千賀滉大投手(28)が2日、筑後のファーム施設でのリハビリ中に思わぬハプニングに見舞われた。
アップを終えた後、前日に続き屋外のサブ球場へ。左足の状態を確認するように天然芝の外野を歩いていると、いきなりグラウンドからブワーッと水が噴き出してきた。芝生の下に隠れていたスプリンクラーの誤作動だったとみられるが、千賀はびっくりしてよけた後にあ然とした表情。「こんなことある? マンガやん」と苦笑いしながら濡れた体を気にしていた。
この日のリハビリではジョギング、体幹などの強化メニューに取り組んだ後、ユニホームに着替えてブルペンへ。本格的な投球練習を意味する「ブルペン入り」の段階ではないとはいえ、中腰になったチームスタッフの捕手に感触を確かめるように44球を投げた。
千賀が負傷したのは4月6日。その3日後の再検査で復帰まで2〜3カ月と診断され前半戦(7月14日まで)での復帰は絶望的な状況だったが、回復ペースは当初の見込みより早まっているという。もっとも斉藤リハビリ担当コーチは「焦ってはいけないし、焦らせてもいけない。あくまでも段階を踏みながら」と強調。再発防止へ慎重に状態を見極めながら、メニューの強度を上げていくとみられる。
(TNC「ももスポ」2日オンエアより/取材=江坂透)