◇西武2-8ソフトバンク(18日・メットライフドーム)
移籍2年目のバレンティンが今季初昇格し、初安打の適時打を放った。
3番DHでスタメン出場。第3打席まで無安打だったが、4ー0の7回2死満塁で中前への2点打をマークした。相手投手が4番手の右腕・伊藤に代わり、2球目の高めストレートに詰まらされながら中前に落とした。
安打は昨年10月11日以来、打点は同8月15日の本塁打以来。球団広報に「ヒサシブリイチグンヒットデスネ」と日本語でコメントし、待望の一打を「チャンスで打つことができて良かったよ。ここからチームの力になれるように頑張っていく」と振り返った。
ヤクルトから移籍した昨年は出場60試合で打率1割6分8厘、9本塁打、22打点。コロナ禍の影響で3月末まで来日が遅れた今季は4月中旬に初実戦に臨み2軍の11試合で打率2割6分7厘、5本塁打、7打点の成績だった。8日の試合で負傷したグラシアルが離脱した後もすぐには1軍には呼ばれなかったが、14日の中日戦で2適時打1四球を記録するなど状態を上げていた。
バレンティンはこの一打が992安打目で節目の通算1000安打まであと8本。通算300本塁打にはあと3本と迫っており、通算安打数の約3割が本塁打という大砲のメモリアルにも注目が集まる。