◇ソフトバンク2-2西武(7日・ペイペイドーム)
先発の石川は好投したが白星はつかず、自身6戦連続勝ちなしとなった。
松田の失策が絡んだ2回無死満塁のピンチを耐え3回まで無失点。2点リードの4回に山川ソロ、7回は栗山に同点ソロを浴びたが大崩れすることなく、今季チームで初めて8回まで投げて2失点だった。
援護したい打線は2、3回にそれぞれ1得点。チームにとって8連敗中の西武・高橋からリードを奪ったが、その後は再三の好機を生かせなかった。
開幕戦以来の2勝目を逃した石川は「テンポ良くアウトを取ることができたと思う。ただ、ホームランでの失点というところを、何とか防ぎたかった。不用意に投げてしまったというわけではないが、結果的にチームを勝たせることができなかったのは反省しないといけない」とコメント。今季7度の登板で高橋との投げ合いは3度目で、相手に白星をつけることは阻止したものの悔しさをにじませた。
先発ローテのやりくりに苦しむ中で8回2失点と貫禄を見せた石川の好投を、工藤監督は「8回まで投げて2失点、何も言うことがないくらいいいピッチング。休み明けとはいえリリーフ陣も休ませることができた」と絶賛。ここまで全登板で6回以上を投げ、1試合を除き全てクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以内)を達成している開幕投手をたたえた。